日本 男女混合団体3連覇!浜田 “緊急発進”MVP級活躍

[ 2019年9月2日 05:30 ]

柔道 世界選手権最終日 ( 2019年9月1日    東京 日本武道館 )

男女混合団体戦表彰、安倍首相と笑顔を見せる日本チーム(撮影・会津 智海)
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 男女混合団体戦が行われ、日本は決勝でフランスを4―2で破り、同種目が始まった17年から3連覇を果たした。女子70キロ超級に出場予定だった個人戦78キロ超級代表の素根輝(19=環太平洋大)、朝比奈沙羅(22=パーク24)がコンディション不良のため欠場。緊急で代役を務めた78キロ級の浜田尚里(28=自衛隊)が準決勝、決勝の2試合を一本勝ちするMVP級の活躍で、個人戦銀メダルの悔しさを晴らした。

 所属する自衛隊の専門用語で言えば、スクランブル(緊急発進)だ。前日、5試合を戦いメダルを獲得した素根と朝比奈のコンディション不良が判明。午前9時、女子の増地監督は、浜田の電話を鳴らした。「どうだ?」。「昨日は夜1時半に寝て、今朝も優雅に朝ご飯を食べていた。そこに電話がかかってきた」という浜田は「出ます」と即答した。

 2日前の個人戦は決勝で敗れ、失意を味わった。前日はリカバリーだけで、試合に出る準備は皆無だったという。心身ともに回復していない状況だったが「想定外だったが、すぐに気持ちも体も準備できた」と即時即応し、前年女王の意地を見せつけた。

 出番の回ってきた準決勝ブラジル戦は、78キロ超級で世界選手権2度銀のアルテマン。自身より30キロ重い相手に指導2と追い込まれたが、終盤に十八番の寝技に持ち込み一本。決勝は男子90キロ級の村尾が敗れて3―2とされる嫌な流れの中、個人戦決勝で敗れたマロンガを寝技で仕留めて優勝を決めた。増地監督は「体が大きな相手とも戦った。ケガのリスクもあったが素晴らしい内容」と絶賛した。

 来年の東京五輪でも起こり得る事態。今年は首脳陣も想定すらしていなかった不測の事態を救い、「凄い歓声で幸せだった。こんな経験なかったです」とにやりと笑った浜田。特進に値する活躍を見せた2等陸尉が、日本の金メダルを防衛した。

 《大野 勢いづけた31秒圧勝》男子73キロ級の大野は決勝に出場し、開始わずか31秒で合わせ技一本の圧勝劇。「万全ではなかったが、チームを勢いづけられた」と納得の表情だった。直前に女子57キロの芳田が敗れる波乱もあった中で、流れを断ち切る意味でも大きな勝利だった。「団体戦は個人戦とは違うプレッシャー、流れや怖さがある。来年に向けて準備しないといけない」と話し、表彰式では安倍首相に声を掛けられ笑顔だった。

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