男子走り高跳び 戸辺直人、欧州遠征から帰国 世界陸上メダルに意欲 左かかとほぼ完治

[ 2019年9月2日 11:16 ]

欧州遠征を終えて成田空港に帰国した戸辺
Photo By スポニチ

 陸上の世界選手権(27日開幕、ドーハ)代表で男子走り高跳び日本記録保持者の戸辺直人(27=JAL)が2日、欧州遠征を終えて成田空港に帰国した。ダイヤモンド・リーグ(DL)第10戦で痛めた左かかとはほぼ完治。「(ドーハでは)自己記録を跳べたら優勝も狙える」とメダル獲得に意欲を見せた。

 DL第10戦のバーミンガム大会では試合前に1本踏み切った段階で左かかとを打撲。「そんなに変なことをしたつもりはなかった。久々の試合で変に力が入ったのかも知れないです」と苦笑いする。跳躍練習なしで臨んだ第12戦のチューリッヒ大会は今季ベストまであと1センチに迫る2メートル27。「回復過程で出た試合と思えば最低限の結果を残せたので満足感はある。自己記録を出すためには踏み切り前の動きを修正したい」と振り返った。

 博士号も持つ“ドクター・戸辺”は、今季の世界の男子走り高跳びを「カオス(混沌)」と分析する。「混戦状態で誰が勝つか分からない。その日にいい状態を作れたらきっと勝てる。メダル確率は6、7割ですね」とドーハの戦いを展望している。
 

続きを表示

2019年9月2日のニュース