【玉ノ井親方 視点】“前に出る”徹底 貴景勝の勢いが勝った

[ 2019年1月21日 08:30 ]

大相撲初場所8日目   ○貴景勝-阿武咲● ( 2019年1月20日    両国国技館 )

押し出しで阿武咲(右)を破る貴景勝(撮影・西海健太郎)
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 注目の同学年対決は貴景勝の快勝だった。今場所の阿武咲は初日から6連勝と波に乗っていたが、先場所優勝した貴景勝の勢いがそれを上回っていた。立ち合いで先に一歩踏み込んでいたのが良かった。相手の体を押し上げ、阿武咲が左に回り込もうとしたところを突き放す形でそのまま押し出した。

 貴景勝の相撲は相手の顎の下に自分の頭を置いて、そこから真っすぐ押して行くのが基本。先場所は一度押し込んでから、左から突き落とすパターンで白星を重ねていたが、同じ取り口の繰り返しでは相手に研究されてしまう。今場所はいなしや突き落としを出さずに、前に出る相撲に徹しているのがいい。元々押す力はある。変に横に動くよりは、真っすぐ当たって前に出た方が、相手にも嫌がられる。横綱戦まではこのまま白星を重ねていってほしい。(元大関・栃東)

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