福島が東北勢初優勝 東洋大箱根往路V立役者、アンカー相沢で逆転

[ 2019年1月21日 05:30 ]

第24回全国都道府県対抗男子駅伝 ( 2019年1月20日    広島市・平和記念公園前発着=7区間、48キロ )

1着でゴールする福島のアンカー・相沢(撮影・奥 調)
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 福島が東北勢として初優勝を飾った。6区を2位で通過した福島はアンカーの相沢晃(東洋大)が7・5キロの地点でトップに。今年の箱根駅伝4区で区間新をマークし往路優勝に貢献した実力を示す激走で、故郷を頂点に導いた。2位に群馬、3位には長野が入った。

 端正なマスクを引き締めた。首位・群馬と25秒差で受け取ったたすき。追い掛ける相沢には期するものがあった。「2年分の走りをしようと、気合が入っていました」

 胃腸炎のため、当日にメンバーを外れた1年前の屈辱。箱根駅伝の4区区間賞で、東洋大を往路Vに導いた自信も背中を押した。7・5キロでトップに立ち、残る5・5キロはウイニングラン。過去2位が3度の福島に、そして東北に初めての優勝をもたらした。

 「今までで一番勝てるチャンスのある年だったので、うれしい」と相沢が声を弾ませれば、安西監督は「福島が力強く生きていることを証明できた」と称えた。東日本大震災から間もなく8年。まだ春遠い故郷へ、吉報を届けた。

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