ラムズ17年ぶり4回目のスーパーボウル進出 NFC決勝で延長の末に敵地でセインツ撃破

[ 2019年1月21日 08:59 ]

劇的なFGを決めたラムズのザーライン(AP)
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 NFLのプレーオフ、ナショナル・カンファレンス(NFC)の決勝が20日にニューオーリンズ(ルイジアナ州)で行われ、第2シードのラムズ(西地区1位)が第1シードのセインツ(南地区1位)を延長の末に26―23(前半10―13)で撃破。2002年以来、17年ぶり4回目のスーパーボウル進出を決めた。

 ラムズは第1Qで0―13とリードを許したものの、第2Qに入ってRBトッド・ガーリー(24)のランによるTD(6ヤード)などで反撃。10点差を追っていた第3QにはQBジャレッド・ゴフ(24)からタイトエンド(TE)のタイラー・ヒグビー(26)へのTDパス(1ヤード)で3点差に詰め寄った。

 第4Qの9分54秒にはグレグ・ザーライン(31)のFG(24ヤード)で同点。その3分21秒後にFGを返されて再び3点を追う展開となったが、残り19秒にザーラインが48ヤードのFGを決めて試合は延長にもつれこんだ。

 延長で“先攻”となったのはセインツ。しかしラムズは守備陣が奮起し、2009年のスーパーボウルでMVPとなっているQBドリュー・ブリーズ(40)に対してラインバッカー(LB)のダンテ・ファウラーJR(24)がプレッシャーをかけてミスを誘発。ブリーズのパスは浮き球となり、これをセーフティーのジョン・ジョンソン(23)がキャッチしてインターセプトとなった。

 攻撃権を得たラムズは自陣46ヤード地点からゴフが2つのパスを通してセインツ陣内39ヤード地点まで前進。最後はザーラインが今季自己最長の57ヤードのFGを成功させて劇的な勝利を収めた。

 7季目を迎えたザーラインの最長FGは61ヤードで今季は56ヤード。40ヤード台も50ヤード台も今季は6回蹴って2回ミスしていたが、大一番で最後の2つのFGは両方とも見事に決めた。

 セインツはザーラインに決勝のFGを決められるまで一度もリードを許さなかったが、最後はミスで敗れた形。1月15日に誕生日を迎えたブリーズはこれが40歳での初戦だったが2つのTDパスを記録しながらも、9年ぶりのスーパーボウル出場はならなかった。

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