大坂、フルセット後は黒星先行 鬼門突破へリラックス

[ 2019年1月21日 05:30 ]

テニス 全豪オープン第7日 ( 2019年1月20日    オーストラリア・メルボルンパーク )

練習中に笑顔を見せる大坂
Photo By 共同

 女子シングルスで第4シードの大坂なおみ(21=日清食品)は、第13シードのアナスタシヤ・セバストワ(28=ラトビア)と対戦する21日の4回戦に向けて調整を行った。19日の3回戦は5―7、6―4、6―1で逆転勝ち。過去にフルセットを戦った次の試合は黒星が多く、正念場を迎える。女子ダブルスの日比野菜緒(24=ブラス)、デシラエ・クラウチク(25=米国)組は3回戦で姿を消した。

 逆転劇から一夜明け、大坂はリラックスしていた。コーチ陣と打ち合う約10分の軽めの調整を終えると、集まった100人を超えるファンにサインや写真など丁寧に対応。対戦相手のセバストワには前哨戦のブリスベン国際準々決勝で逆転勝ちしており、サーシャ・バイン・コーチは「相手のことはしっかり分析できている。体調は問題ない。昨日(19日の3回戦)の勝利で自信をつけて試合に臨める」と強調した。

 19日の3回戦で“くせ者”の異名を持つ第28シードの謝淑薇(台湾)に5―7、6―4、6―1で勝利。過去の4大大会、WTAファイナルではフルセットを戦った次の試合は2勝5敗と大きく負け越している。先手を取り、ストレートで倒すのが必勝パターン。精神的、肉体的に疲弊する長い試合には慣れていない。1回戦を58分、2回戦も1時間4分で片付けたが、3回戦は1時間57分を要した。昨年の全米に続く4大大会2連覇に向けた正念場。鬼門突破を目指す。

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2019年1月21日のニュース