崔虎星 69をマークし通算10アンダーで単独首位浮上

[ 2018年11月24日 21:59 ]

男子ゴルフ カシオ・ワールドオープン第3日 ( 2018年11月24日    高知県芸西村のKochi黒潮カントリークラブ=7335ヤード、パー72 )

 変則すぎるスイングがYouTubeなどで話題となっている韓国の崔虎星(チェ・ホソン)が4バーディー、1ボギーの69をマークし、通算10アンダーで単独首位に躍り出た。13年インドネシアPGA選手権以来の日本ツアー2勝目へ2位とは2打差で最終日を迎えることになった。

 崔虎星が高知のファンを沸かせた。フィニッシュで体をクルリ1回転させるのは当たり前。最終18番では3メートルのバーディーパットを沈めてガッツポーツとともに「ゲッツ!」と気合いを込めた。卓球の福原愛さんが得点を決めた時に発するあの「サー!」と同じく「あれは何て言ってるの?」と今、ゴルフ界で注目の“決めゼリフ”となっている。



 「あれは自分自身を鼓舞する言葉なんですけど、自分でも何て発声してるのか、はっきり意識してるわけではないので…。“ゲッツ!”ですか。発音的には近いような気がします」



 韓国の水産高校を卒業後、水産加工会社に就職したが、マグロの解体作業中に右手の親指の一部を切り落とす事故に遭った。その後、ゴルフ場に勤務したのをきっかけに25歳でゴルフを始めたという遅咲きの異色プロ。独学で今のスタイルを身につけた。



 「私のマネをしてるギャラリーの方を見掛けることもあります。うれしいですね。そういう時はもう一回やったりする時もあります。ファンのみなさんがが喜んでくれるなら」



 プレッシャーの掛かる最終日も自慢の変則打法で優勝を目指す。

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2018年11月24日のニュース