男子は今井が初優勝、女子は吉富2年ぶりV 大田原マラソン

[ 2018年11月24日 05:30 ]

スポニチ盾を手にする男女優勝の今井と吉冨
Photo By スポニチ

 第31回大田原マラソン(スポニチ後援、アイフルほか協賛)は23日、栃木県大田原市の美原公園陸上競技場発着で4144人がエントリーして行われた。メインのフルマラソンで、男子は今井隆生(28=坂戸市陸協)が2時間28分32秒で初、女子は吉冨博子(34=メモリード)が2時間37分22秒で2年ぶり3回目の優勝を飾った。両選手には最優秀選手賞としてスポニチ盾が贈られた。

 男子フルマラソンは「やったー」と両腕を突き上げ、絶叫しながら今井がド派手にゴールテープを切った。競技場に戻った時点でトップに約100メートル遅れていたが「ここまできたら勝つしかない」と最後の力を振り絞った。残り150メートルでスパートをかけての逆転劇に「本当にうれしい」と興奮が収まらない。

 日体大ではトライアスロン専門だったが、3年前にマラソンに転向。埼玉県内の中学で体育教諭をしながら後進育成に力を注ぐ。「教え子たちに誇りに思ってもらえれば」と笑顔がはじけた。

 ≪貫禄の圧勝≫女子フルマラソンは吉冨が貫禄の走りを見せた。レース中盤からふくらはぎ痛に襲われ「サングラスの奥では泣いてました」と言いながら、2位に6分以上の差をつけての圧勝。佐賀の実家でトルコキキョウの栽培を手伝いながら、4月にはボストンマラソンで日本人1位の結果を残した実力者。12月9日にはさいたま国際マラソンに出場する。「東京五輪の選考レースになるので全力でぶつかります」と早くも次のレースを見据えていた。

続きを表示

2018年11月24日のニュース