宇良、三段目全勝制覇 関取復帰へ「次の場所が本当に勝負」

[ 2018年11月24日 05:30 ]

大相撲九州場所13日目 ( 2018年11月23日    福岡国際センター )

輝富士(左)を押し出しで下し三段目優勝を飾った宇良(撮影・岡田 丈靖)
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 関取復帰を目指す宇良(26=木瀬部屋)が輝富士を押し出し、7戦全勝で三段目優勝を飾った。

 15年夏場所の序ノ口以来の優勝に「緊張しました。意識してしまった。普通にうれしいです」とほほ笑んだ。幕内だった昨年秋場所で右膝前十字じん帯を断裂。休場が続き、ようやく先場所復帰したばかり。幕下が見込まれる1月の初場所へ向け「目標は関取に戻ること。次の場所が本当に勝負」と先を見据えた。

 ▽三段目優勝(7戦全勝)宇良(うら=本名宇良和輝)東33枚目、大阪府寝屋川市出身、木瀬部屋。京都・鳥羽高―関学大から15年春場所初土俵。16年夏場所新十両。17年春場所新入幕。昨年秋場所で右膝を大ケガし、6場所連続休場で番付を落としていた。得意は押し、足取り。1メートル74、134キロ。26歳。

 ▽幕下優勝(7戦全勝)蒼国来(そうこくらい=本名恩和図布新)中国・内モンゴル自治区出身、荒汐部屋。03年秋場所初土俵。10年初場所新十両。10年秋場所新入幕。11年4月に八百長関与を認定され日本相撲協会から引退勧告され拒否したため解雇。13年名古屋場所で復帰。技能賞1回。得意は右四つ、寄り、投げ。1メートル86、148キロ。34歳。

 ▼蒼国来 (関取に)戻りたいという思いが強かった。もう一回幕内に戻ることを考えて、稽古していきたい。今場所は投げやいなしが多かった。もう少し前に出られるようにしたい。

 ▽序ノ口優勝(7戦全勝)鳩岡(はとおか=本名鳩岡良祐)西23枚目、横浜市港北区出身、木瀬部屋。千葉・拓大紅陵高―拓大から16年春場所初土俵。昨年12月に左膝を大ケガして5場所連続休場。得意は右四つ、寄り。1メートル84、149キロ。24歳。

 ▼鳩岡 優勝はうれしかったり、悔しかったりという気持ちがある。膝の状態はまだ半分程度。前に出る相撲を目指し、早く幕下に戻りたい。

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2018年11月24日のニュース