望結 好演技にガッツポーズ、フリーは「自分らしく」紗来「緊張なかった」

[ 2018年11月24日 21:47 ]

<全日本ジュニア女子SP>会心の演技でフィニッシュを決める本田望結(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケートの全日本ジュニア選手権第2日は24日、アクシオン福岡で行われ、女子ショートプログラム(SP)は横井ゆは菜(18=中京大中京高)が西日本ジュニア優勝の勢いそのままに61・86点で首位に立った。またGPシリーズ・フランス杯に参戦中の本田真凜(17=JAL)の2人の妹、望結(14=大阪・関大中)、紗来(11=京都醍醐ク)が公式戦で初めて同じ舞台に立ち、望結は53・29点で9位、紗来は44・45点の23位でともに25日のフリーに進んだ。

 先月の全日本ノービスで2位に入りこの大会の出場権を得た紗来は冒頭の3回転ルッツで転倒するなどして得点は伸ばせなかったが23位で25日のフリーに進出。紗来は「緊張はしていなかった。(ジャンプの失敗は)悔しいけど、ステップで楽しく滑れたので自分らしいカンフー・パンダは演じきれた。フリーでも自分らしく」と前を向いた。

 最終演技者として登場した望結は「天国の階段」を熱演。最後は場内の手拍子の中を滑り切りガッツポーズ、9位につけた。フリーの結果次第では全日本選手権進出の可能性も出てきた。「最終滑走?はいま言われて初めて意識しました。3姉妹が同じ日に試合すると言われますが、自分のことだけを考えるようにしています。仕事とスケートは今季はスケートに比重をかけているのでそれがいい方向に出たかな。明日も自分らしく滑れたら」と笑顔を見せた。

 なお、アイスダンスは高浪歩未、池田喜充(アクアリンクちば、日大)組が優勝、男子SPでは島田高志郎(17=木下グループ)が2・08の加点がつくトリプルアクセルを決め、首位に立った。

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