リコー連勝、粘って再逆転 キヤノンとの“事務機ダービー”制す

[ 2018年9月22日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第4節第1日 ( 2018年9月21日    秩父宮 )

<リコー・キヤノン>前半、トライを決めるリコーのベイトマン(右)
Photo By 共同

 1試合が行われ、リコーがキヤノンを21―17と破って3勝目(1敗)を挙げ、勝ち点を14に伸ばした。後半24分に認定トライを許して15―17と逆転されたが、FBロビンソンのシンビン(10分間退場)で1人少ない同28分にSOヘガティがPGを決めて再逆転。同39分にもヘガティのPGで突き放し、本業で競合関係にある「事務機ダービー」の対戦成績を5勝1敗とした。

 ライバル対決を制したリコーが白組の暫定2位に浮上。上位トーナメント進出へ大きな1勝に、神鳥裕之監督は「今日はFW」と大きなキヤノン相手に健闘した8人を称えた。

 「ガチャガチャした試合だったけど前へ出られた」。日本代表復帰を狙うフランカー松橋も笑みを浮かべた。明大から入社1年目に新人王に輝いたが、昨年10月に右膝前十字じん帯を断裂し、今年は腰と左膝も手術。それでも感覚頼みだった体の動きを意識的に操作するトレーニングに取り組み、「この2試合でパフォーマンスが上がってきた」という。今秋の代表候補からは外れているが、「悔しい。トップリーグでアピールして、来年のサンウルブズ入りに懸けたい」と19年W杯出場へ執念をのぞかせた。

続きを表示

2018年9月22日のニュース