白井“まさか”の新技成功に笑顔「自分でも感動すると思います」

[ 2016年8月16日 03:55 ]

銅メダルを手に笑顔の白井

リオデジャネイロ五輪体操・種目別跳馬決勝

(8月15日)
 五輪の大舞台で新技「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」を初めて成功させるなど15・449点を出し、銅メダルを獲得した白井健三(19=日体大)は演技を終えた瞬間、笑顔がはじけた。

 「五輪はもう4年後まで無いので満足できる演技ができればと思い、内容重視でやりました」との言葉の通り、会場中が歓声に沸く圧巻の新技は15・833点の高得点。「まだ映像を見ていないので分からないのですが、自分でも感動すると思います」と興奮が冷めない様子だ。

 15日(日本時間16日)の種目別床運動決勝では、金メダル候補だったものの2度大きく着地で乱れてメダルに届かなかった。「床の個人で悔しい思いをしている分、あまり期待はしていなかったのですが、このような形で練習の頑張りは返ってくるんだなと思いました」と感慨深げな表情ものぞかせた。

 それでも「とにかく自分だけが満足できればいいと思っていたので、本当に良かったです」と10代最後の五輪舞台を最高の形で締めくくった。

 ▼畠田好章コーチの話 最高ですね。練習で1回も(着地が)ラインの中に収まったことがなかったので、びっくりした。すごいの一言。今後につながる試合になった。

 ▼内村航平の話 健三の今回の五輪が、最後いい形で締めくくれて良かった。練習でも立てるか立てないかだったので、あんないいの初めて見た。僕たちも興奮した。

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