IOC、握手拒否で厳重注意処分 エジプト柔道選手は本国送還

[ 2016年8月16日 10:26 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は15日、リオデジャネイロ五輪柔道男子100キロ超級の1回戦で、イスラエル選手との握手を拒否したエジプトのイスラム・エルシェハビ選手に対し、五輪のフェアプレーと友好精神に反するとして厳重注意処分を科した。同選手は本国に送還されたと明らかにした。

 エルシェハビ選手は12日の試合で敗れた後、相手の握手の求めに応じず、観客からブーイングを浴びた。エジプトはイスラエルと国交がある数少ないアラブの国の一つだが、パレスチナ問題などを理由に反感を持つ国民は多い。IOCはエジプト・オリンピック委員会に対しても選手への適切な教育を要請した。(共同)

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