タカマツ、銀メダル以上確定! 韓国ペア下し決勝進出

[ 2016年8月16日 21:28 ]

リオ五輪バトミントン女子ダブルスで決勝進出を決め、手を取り合って喜ぶ高橋(左)と松友のペア

リオデジャネイロ五輪バドミントン・女子ダブルス準決勝

(8月16日 リオ中央体育館)
 女子ダブルスの準決勝が行われ、“タカマツ”で知られる世界ランキング1位で第1シードの高橋礼華(26)松友美佐紀(24)(日本ユニシス)組が、同5位の韓国・鄭径恩(26)、申昇?(21)組と対戦し、21―16、21―15でストレート勝ち。決勝に進出し銀メダル以上が確定した。

 第4シードの韓国ペアは、ともに1メートル72の長身ペア。角度のあるスマッシュと、前衛に捕まらないレシーブがポイントの一つだったが、タカマツ組は開始から安定感のあるレシーブを見せた。

 序盤は3点のリードを許したものの、松友のプッシュから3連続得点で同点。第1ゲーム中盤以降は高橋の重いスマッシュで相手レシーブを崩し、前衛の松友が相手コートにシャトルを叩き込む得意のパターンでリードを広げ、このゲームを21-15で先取した。

 世界ランキング1位の第1シードで迎えた初の五輪。後衛・高橋の強烈なスマッシュ、前衛・松友のネット際のうまさを武器に勝ってきたが、世界1位にいる期間が長ければ、研究もされる。

 リオ五輪に向け、松友を後ろに下げさせる相手の作戦に対応するため、高橋と松友の位置が逆になってもポイントを奪えるように練習してきた。この試合でも、松友が後方からスマッシュを巧みにコースの打ち分け、相手レシーブを乱して得点につなげた。

 第2ゲームも競り合いとなったが、落ち着いて試合を進めたタカマツ組が21―15で奪ってストレート勝ち。前回のロンドン五輪で銀メダルを獲得したフジカキこと藤井・垣岩ペアに続く決勝進出を果たし、メダルを確定させた。

 18日の決勝は、ノーシードで勝ち上がった世界ランキング6位のカミラ・リターユヒル、クリスティナ・ペデルセン(デンマーク)組と対戦する。同組は準決勝で世界2位の于洋、唐淵渟(中国)組を2―1で下した。
 
 高橋、松友組は1次リーグは3戦全てストレート勝ちで飾った。15日に行われた準々決勝では世界ランキング15位のフー・カムン、ウォン・ケウェイ(マレーシア)組と対戦し、21―16、18―21、21―9と格下相手に苦しみながらも勝利。高橋は「今日までは自分たちの方が上かなという選手と対戦してきた。明日からは同じくらいのレベルの人たちと戦う。今日の1、2ゲームのようなプレーだと簡単にやられてしまう。全て出し切るつもりでいきたい」と意気込んでいた。

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