ジョーンズ 遼くんに惜しみない称賛

[ 2009年8月3日 06:00 ]

青木功に祝福される石川遼(左)

 【サン・クロレラ・クラシック】ジョーンズは通算16アンダーで石川と並んで最終18番を迎えたが、あと一歩で今季初勝利を逃した。バーディーパットを外すと、石川に肩入れするギャラリーが拍手をするほどの“アウェー状態”でボギーなしの7バーディーを奪った。「いいプレーだったけれど勝てなかったのはとてもがっかり」と話した。ラウンド中は緊張する石川を和ませるように英語で話しかけた。石川から「最高のプレーヤー」と称えられたナイスガイは「遼はとてもいい選手で、日本一の選手だよ」と17歳に惜しみない称賛を贈った。

 ≪青木「末恐ろし」≫青木功(66)が石川の賞金王を予言した。サン・クロレラのCMキャラクターを務めている関係で最終日を現地観戦。「(18番のパットは)短いけれど難しいライン。それを入れるのが彼の感性の良さ。末恐ろしい選手だ」と完全優勝を果たした戦いぶりを絶賛した。さらに「凄い選手が出てきた。他の人はおちおちしてられない。このままいくと、賞金王を獲るかもしれないよ」と報道陣をグルリと見渡して断言した。

 ≪片山 稲葉パワーで一時は首位も≫5打差からの逆転Vを目指した片山は4位に終わった。北海道初Vを狙う意気込みからか、1番のティーグラウンドには日本ハム・稲葉のユニホームを着て登場。ギャラリーから大きな拍手をもらい、11番までに4連続を含む6バーディーを奪い、一時は首位の石川に並んだ。後半に勢いが止まり「自分でやれることはやった。勝てない週はこんなもの」と振り返ったが、海外大会の分を含めた賞金ランクでは石川遼を約370万円差で抑えて首位をキープした。今週早々に渡米し、ブリヂストン招待と全米プロ選手権に出場する予定だ。

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2009年8月3日のニュース