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アマダイ36センチ!!ゲストも多彩 3連発でイトヨリダイ、一荷でオキアジ

[ 2023年9月15日 08:19 ]

目標の「良型3匹」を早々にクリアした宮地さん
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】秋から冬に注目を集めるアマダイ。松笠(かさ)揚げや西京漬け…食味も人気だが、何より手軽に狙えて強い引き味を楽しめるのが魅力。スポット出船を開始した、神奈川県茅ケ崎・沖右衛門丸で今季のご機嫌うかがいに出かけた。 (スポニチAPC・林 悠二)

 シーズン的には少し早い気がする。通常は涼風が吹き出してからが相場だからだ。しかし、スポット出船の釣果は悪くない。そんな朗報に、デコッパチのひょうきんな姿を見たい一心からトライした。

 当日は平日、片舷3人ずつと釣り座は超ゆったり。「まずは浅場から。水深は65メートル」――港から航程15分と近い。早速、浜守淳船長(28号船)からゴーサインが。主力は赤アマだが、このエリアでは貴重な白アマダイの実績も。で、紅白合わせて攻めるのが船長の作戦なのだとか。

 この魚、正確なタナ取りと誘いが決め手。置き竿で待っても反応は少ない。マメな誘いが有効なのだ。オモリ50号、オキアミ餌を海底に送り出す。着底→タナの取り直し→再び1メートル底を切る。ここを基準に誘いを掛けるのだ。静かに1メートル誘い上げて元に戻す。時折、竿いっぱい立て再び戻す。誘い過ぎず、魚に餌を食う間を与えるのも大切。

 筆者の第1号は33センチの中型。1月に“ゴーマル”(50センチ級)を狙って以来8カ月ぶりの再会に感激だ。20センチ級のミニも交じるが、餌を待っていたかのようだ。ポイントを休めていた効果か活性は高い。周囲も活気出す。ゲストも多彩だ。良型のイトヨリダイを3連発したのは、神奈川県海老名市の深須和仁さん(70)。「重い!」と言いつつ一荷でオキアジも上げている。

 トモで良型アマダイを上げたのは、同厚木市の宮地芳典さん(69)。「まだ早いと思ったけど食べたくなって…」。目標3匹を早々にクリア。型モノ狙いに転じていた。

 船は主に60~80メートルを攻めて、110メートルダチも流す。80メートルダチまでは結構当たりが出るが、深場は低調。期待のゴーマルは鳴りを潜めていた。高水温続きと、依然濁りの残る夏の潮が影響しているようだ。

 この日、本命は36センチを筆頭に10匹上げたが、30センチ以上は5匹。白アマとゴーマルは夢と化したが、魚影の濃さを実感。本番が楽しみになった。現在は不定期出船中だが宿では「希望者次第で連日出すつもり」と話していた。

 ○…紅一点も奮闘!良型の黄アマダイを一荷で上げて歓声を上げたのは、横浜市の竹山里江子さん(43=飲食店経営)だ。本命は5匹、他にイトヨリダイ、オニカサゴ…クーラーは釣果で埋まった。波があったからと「軟調子竿を使ったのが正解かな」が勝因のよう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、茅ケ崎・沖右衛門丸=(電)0467(82)3315。乗合は午前6時半出船。料金はオキアミ餌付き1万500円。女性3000円、中学・高校生2000円引き。予約制。

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