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フライ初挑戦で自己記録65センチのレイク ブラウンはヒットせずも“レイク祭り” 栃木県・中禅寺湖

[ 2024年6月1日 04:30 ]

6番タックルで自己記録の65センチのレイクを仕留めた瀬野さん
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】我が国では唯一のレイクトラウトが棲息する湖として相変わらずにぎわっている栃木県の中禅寺湖。その人気とは裏腹にやはり野生魚なので簡単には釣れません。昨年はノーフィッシュは逃れたものの、ニジマス1匹という結果に終わった日がありました。

 今回はフライフィッシングでレイク未経験のソウギョマスター・市川満さんとフライ初挑戦の瀬野泰崇さんと一緒です。午前4時、民宿おかじんの桟橋を離岸するとすぐに2投目で愛犬ヤマトの毛で巻いた「ヤマゲゾンカー」にヒット。60センチほどのレイクでした。どうやら健在のようです。いきなり釣れたので瀬野さんはびっくりしています。レイクは未明から早朝に一番ヒットするチャンスが多い魚です。市川さんはテンカラで釣りたいと、のべ竿に仕掛けを付けて流します。

 3匹目を釣った瀬野さんが今度はルアーを投げ始めました。ブラウンがいそうな浅場でもレイクが船べりまでルアーを追いかけてくるので結構活性が良いのだろうと思いましたが、テンカラにはヒットしません。「とりあえずフライで一匹釣ってみたらいかがですか?」と市川さんに促し、自身で巻いてきた毛玉のようなフライを流すとすぐにヒット。あまりにも簡単にヒットしたので「なんでなの?」と驚きながらもリールを巻いてファイトを楽しみます。

 グネグネと暴れるだけで突っ走らないレイク独特の引きに「ソウギョみたいだね」と苦笑。市川さんの初レイクは57センチでした。この時点で午前7時。時合は過ぎましたが天気も曇りだったのでこのまま一日中釣れるのではないかと期待しました。2人が釣ったので筆者も釣り開始。民宿おかじん桟橋前ですぐにヒットしたのは近年で最小の34センチのレイコさん(レイクの子)でした。市川さんも連発し、63センチをゲット。遠慮しながら釣っていた筆者のフライにも次々ヒットしました。午前中に11匹という好釣果に恵まれました。

 ランチ後はブラウンを釣りたいというので山側を攻めました。テンカラに戻った市川さんと、ミノーを投げ続ける瀬野さんにはヒットはなく、夕刻に再び狙うことに。フライに戻った瀬野さんに本日最大の65センチがヒットしました。しかも彼のレイク記録になる記念すべき魚でした。そういっているうちに市川さんのテンカラ竿にもヒットがありました。のべ竿でボートから戦う姿は滑稽でもありましたが、面白そうでした。

 今回ヒットしたのは全てレイクトラウト。ブラウンは一匹もヒットしませんでしたが、それでもキャッチは1人5匹ずつでトータル15匹。ずっとレイクを狙い続けていたらどうなっていたのでしょうかというほど、レイク祭りを堪能した3人でした。

 聞いた話では今でも7割の釣り人がノーフィッシュだそうですから、やはり修行モードになることも覚悟しておかなければなりません。(東京海洋大学元客員教授)

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