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モツゴにタナゴにハゼ…父娘で“生態調査” 「手首で上げる」アドバイス効いた 千葉県・手賀川

[ 2024年5月31日 04:30 ]

“生態調査”で釣り上げたタナゴにホレボレ
Photo By スポニチ

 【釣り女子アナの伝えたいこと】釣りが大好きなアナウンサー・大塚ひとみが、地元・千葉県の手賀川で竿を出した。毎年、初夏に行っている釣り一家、大塚家の恒例行事だ。

 わが家では私が小学生の頃から初夏には“生態調査”をしている。かつては家族全員で楽しんでいたが、近年は私が同行者を指名する。「俺は釣り名人~」と父の独り言。よし、あなたに決めた。

 訪れたのは、千葉県の手賀沼と利根川を結ぶ「手賀川」。棚田の合間を縫うように流れ、青い稲が流れを見守っている。ポイントは、柏市内の某所。

 「思ってたより深いぞ~」。落ちていた木で楽しそうに水深を測る父。子供の頃は自転車で釣り旅をし、往復60キロくらいまでは余裕だったそう。その思いは今も変わらない。延べ竿に丸ウキ、赤虫をセットし、タナを深めにいざ投入。カラッとした風がウキと頬をくすぐる。

 まず竿を曲げたのは父。さすがの手返しで、8センチのモツゴを上げた。私も同じタナに合わせ魚信を待つ。ピクピクピク。連打するボタンのようにウキが動いた。その後すぐに、ググン。しかし、大きな空振り。勢い余って仕掛けが竿に巻きついてしまった。

 「腕じゃなくて、手首で上げるんだ」。アドバイスをもらい再度駆け引きをすると、竿先に乗る繊細な鼓動。上がってきたのは、キラリと光るオオタナゴ。小さい顔に、体高ある体。キュッ、ボン、キュッでうらやましい。腹から産卵管が長く伸び、産卵期を迎えているようだった。

 数を伸ばそうと竿を出し直すと、水中から水鳥が大きな口を開け飛び出してきた。思い出したのは、ジョーズ。川のハンターに釣り場を荒らされ、場所を変えることにした。

 移動していると、またも鳥。雌のキジが数匹の子キジを連れ、目の前を横切っていく。酉(とり)年の私の宿命か。先に魚を上げたのは父。3センチの小さなハゼだった。続けて私もハゼをゲット。10センチを超える大きさで、フンッと鼻息を鳴らした。1時間ほどで調査終了。3種類の魚に出合うことができ、例年通りの釣果となった。

 「魚たちの様子、家族の釣りコミュニケーション、今年も異常なしであります」と母や弟に報告。変わらない喜びをかみしめ、また来年も。

 ◇大塚 ひとみ(おおつか・ひとみ)1993年(平5)生まれ、千葉県出身。フリーアナウンサー。NHK宇都宮放送局、栃木放送、ウェザーニューズを経てフリーに。釣り歴はカサゴなど小物釣りを中心に20年。

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