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【コラム】川本治

香川と連携抜群 清武投入のタイミングがカギ

[ 2011年9月6日 06:00 ]

<日本・北朝鮮>後半、ザッケローニ監督の指示を聞き、途中出場する清武
Photo By スポニチ

 日本代表は現地入り後に3―4―3のシステムで練習をしたようだが、ウズベキスタン戦は北朝鮮戦(2日)と同じ4―2―3―1で戦うと思う。違う布陣を見せたのは情報戦、相手との駆け引きの可能性が高い。

 最大の注目ポイントは清武の起用方法だ。韓国戦(8月10日)、北朝鮮戦と途中出場でアシストするなど切り札としての役割を担ってきたが、北朝鮮戦にトップ下で先発した柏木は決していい出来とは言えなかっただけに、清武をサイドで先発させて香川をトップ下に置く選択肢もある。香川は2列目の中央よりもプレッシャーの少ないサイドの方が仕事をしやすそうなので、ポジションを固定せずに岡崎、清武と流動的に動けば、相手も嫌がると思う。

 ウズベキスタンは旧ソ連のチームで、シンプルにロングボールを入れてくる攻撃も多い。ジェパロフ、シャツキフら前線に能力の高い選手がいるので、1人がしっかりと競って、1人がこぼれ球を狙う基本を徹底する必要がある。楽観視はしていないが、普通に戦えば勝てる相手。チャンスで決めることができれば、問題ないだろう。(元ジェフ市原強化担当)

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