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【コラム】川本治

本田 パス多く受け“信頼”証明

[ 2014年1月14日 05:30 ]

サッスオーロ戦に途中出場し、好機を演出したミランの10番・本田
Photo By AP

 初の公式戦とは思えない上々の動きだった。移籍直後の試合では味方からパスが来るかどうかが最大のポイントとなるが、本田はボールに触る回数も多く違和感なくプレーできていた。チームメートからある程度は実力を認められているという証だろう。

 ポジションは出場直後は右のサイド、途中からトップ下に入ったが、どちらでも持ち味が出ていた。左利きの選手が右サイドでプレーするには右足を使えることが重要になるが、右足でクロスを上げる場面も3回ほどあり問題はない。右足クロスを見せることで、カットインしての左足のシュートも生きる。

 試合中にベンチに向かって意見をしているような場面もあり、非常に堂々としていた。セリエAのチームにしては相手のプレッシャーが少なかっただけに、もう1段階上のレベルを相手に同じようなプレーができるか、今後の試合で真価が問われることになる。アッレグリ監督が解任される可能性もあるようだが、監督交代の場合は次戦で先発起用されるかどうかもポイントになる。(川本治=元ジェフ市原強化部長)

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