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【コラム】川本治

攻守に汗かき 持ち味発揮

[ 2011年2月19日 06:00 ]

ベンフィカ戦の前半、競り合うシュツットガルFWの岡崎
Photo By スポニチ

 【欧州リーグ決勝T第1戦 シュツットガルト1―2ベンフィカ】岡崎はまずまずの動きだったと思う。前半15分のシュートは強引に打ったものだったが、入ってもおかしくない決定的な形だった。シュツットガルトはアウェーで守備を重視した戦い方となったためシュートはこの1本だけだった。だが、1回でもゴールを脅かす仕事ができたことは、先発定着に向けて良いアピールになったはずだ。

 4―2―3―1の左MFというポジションもよかった。2トップの一角など中央でプレーした場合、厳しいマークを受けることになるが、サイドに開いた位置なら常にマークがいるわけではない。自由にプレーできた部分もあった。

 アウェーということで守備の時間も多かったが、岡崎はもともと自陣まで戻ってきてファイトできる選手。そういう持ち味も随所に出ていた。攻守にハードワークして、ゴール前に飛び出すという岡崎のプレースタイルを1戦目からチームメートに見せられたのは今後に向けて大きい。(元ジェフ市原強化部長)

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