柏 4発大勝!ケニアFWオルンガ2得点で打ち合い制す

[ 2020年2月23日 05:30 ]

明治安田生命J1第1節   柏4―2札幌 ( 2020年2月22日    三協F柏 )

前半20分、柏・オルンガは自身1得点目のゴールを決め喜ぶ(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 規格外のストライカーが開幕戦から爆発した。明治安田生命J1リーグ第1節第2日は各地で4試合が行われ、昨季J2を制して昇格した柏が札幌に4―2で快勝した。昨季27得点したケニア初のJリーガー、FWオルンガ(25)が2得点。昨季の最終戦京都戦でJリーグ記録の1試合8得点をマークしたゴールハンターの嗅覚はさらに磨きがかかった。

 オルンガにパスが出ると、スタジアムの歓声は一気に跳ね上がった。まずは1点リードした前半20分、中央の江坂から左サイドに出たパスを1メートル93のオルンガが長い足で猛ダッシュ。クリアしようと出てきたGKより一瞬早くボールに触ってかわすと、そのままドリブルして角度のないところから右足でゴール。後半20分にも中央のクリスティアーノから左サイドに出たパスに反応、距離はあったがGKの出ばなを左足で決めた。

 「(相手守備ラインの)裏に抜ける動きを意識した。うちはいいパサーがいるので得点機をつくれる。信じて最後まで諦めずが私の使命。得点機を多くつくってチャンスを生かしたい」

 両チーム合わせてJ1史上6番目に多い44本のシュートを放った乱打戦。打ち合いを制した柏の勝利の立役者は「常にゴールを目指すのが私の使命。そのためにおカネをもらっているのだし、初戦で2点取って浮かれることはできない。コンディションを上げながら向上していきたい」と、控えめに続けた。

 一昨年8月に柏に加入した初のケニア出身Jリーガーだ。1年目は10試合で3得点に終わったが、日本のサッカーに慣れた昨季はJ2で27得点、最終節の京都戦では1人で8得点決めてJリーグ記録をつくった。今季はさらに成長して、9日のちばぎん杯で先制点をマークしたのに続いて16日のルヴァン杯G大阪戦でも決勝点と3試合連続ゴール。エースの活躍でチームも3連勝と最高のスタートを切った。

 「常にベストを尽くしていく。自分を犠牲にしてでも勝つことが大事」と真顔で答えるオルンガを、チームメートの鎌田も「真面目だし、コミュニケーションも取れる」と評価する。昨オフも移籍の情報があったが、欧州の強豪からも常にマークされている。国内でも世界でも注目度が増しそうだ。

 【データ】
 ◆柏は江坂とオルンガがそれぞれ2ゴール。開幕戦で2選手が複数得点は93年鹿島(ジーコ3、アルシンド2)、96年鹿島(マジーニョ2、長谷川2)、07年広島(佐藤寿2、ウェズレイ2)、07年柏(フランサ2、菅沼2)に次ぎ、13年ぶり延べ5チーム目。

 ◆柏は前回J2から昇格した11年も清水との開幕戦で3―0と快勝。史上初めて昇格即優勝を果たした同年の再現なるか。

 ◆オルンガ(マイケル・オルンガ・オガダ)
 ☆生年月日 1994年3月26日生まれの25歳。
 ☆出身地 ケニア・ナイロビ。
 ☆サイズ 1メートル93、85キロ。
 ☆サッカー歴 ナイロビのリバティスポーツアカデミーからタスカーなどを経て、ユールゴーデン(スウェーデン)、貴州智誠(中国)、ジローナ(スペイン)などでプレー。
 ☆代表歴 15年3月の親善試合セーシェル戦でA代表デビュー。Aマッチ通算40試合18点。
 ☆名前の由来 祖父の名前から。
 ☆インテリ ケニア技術大学で地理空間工学を専攻。
 ☆日本食 ウナギが大好物。日本で初めて食べてすっかりお気に入り。
 ☆苦手 一昨年初めて来日して、暑さに閉口。ケニア出身だが、日本の夏が苦手。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「南野拓実」特集記事

2020年2月23日のニュース