SG2勝のボートレーサー熊谷直樹が現役引退 「今後は北海道で農業やります」

[ 2021年12月12日 11:47 ]

ボートレース平和島で会見を行い、現役引退を発表した熊谷直樹
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 ボートレーサーの熊谷直樹(56)が12日、ボートレース平和島で会見を行い、現役引退を発表した。13日にも選手登録消除申請書を提出する。

 会見に臨んだ熊谷は「ここ十数年は自分がグランプリから遠ざかっていることが分かっていて、どんどん気持ちが細くなっていた。この10年は細い糸一本で選手を続けてきたが(10月30日の)フライングで最後の糸が切れてしまった。フライングを切った後の十数秒の間で(引退を)決めました」と理由を説明。今後については「北海道で農業やります」と語った。

 85年のデビューから1年でA級昇格を果たし、その2年後の88年には最高峰のSG競走に参戦。97年オーシャンカップ、00年オールスターで優勝を飾った。また、95年後期からは24年間に渡って最高位のA1級をキープ。12年メモリアルを最後にSG出場は途絶えたが、G1競走には出走し続け、昨年2月の関東地区選手権では約5年ぶりにG1で優勝戦まで勝ち進んだ。

 ◇熊谷 直樹(くまがい・なおき)1965年(昭40)3月29日生まれ、北海道出身の56歳。東京支部。本栖研修所の56期生として入所し、85年5月にボートレース多摩川でデビュー。通算成績は1着2302回、優勝81回。SG出場は77回を数え、優勝2回。G1優勝は8回。1メートル59、54キロ。血液型A。

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