鳥山明氏 「アラレちゃん」誕生秘話 1年間ボツ続きの中…担当編集発案「女の子を主人公に」

[ 2024年3月8日 14:18 ]

鳥山明さん死去
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 「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんが1日、急性硬膜下血腫のため死去した。68歳。愛知県出身。葬儀は近親者のみで執り行われた。集英社「週刊少年ジャンプ」の公式サイト及び「ドラゴンボール」公式サイトが8日、発表した。

 「Dr.スランプ アラレちゃん」や「ドラゴンボール」シリーズなど国民的漫画を生み出し、キャラクターデザインを務めたゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズは累計8300万本の大ヒット。2019年には、フランス政府より芸術文化勲章が授与された。

 鳥山氏は23歳で会社員を辞め、「まともに描いたことがなかったがなかった」という漫画を描いて少年ジャンプ編集部に送った。ボツだったものの、その後「ドラゴンボール」初代編集を担当するなど鳥山さんを世に送り出した鳥嶋和彦氏(現白泉社顧問)から「たくさん書けばなんとかなるかも」と見込まれて描き続け、週刊少年ジャンプに「ワンダー・アイランド」が初めて掲載された。

 その後、少年ジャンプ増刊に「ワンダー・アイランド2」が掲載された。当時、原稿料さえもらえれば漫画は辞めようと思っていたと回想したが、その後も描き続けた。

 「1年間ボツがずーっとつづいた」という中でもめげずに描いていた中、担当編集から女の子を主人公にした漫画を描くようすすめられて「いやいや描いた」のが「ギャル刑事(デカ)トマト」。読み切りながら人気を博し、女の子を主人公にした漫画を続けようと、さらに練り上げて誕生したのが「ドクター・スランプ」だった。

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