鳥山明さん「いきあたりばったりで」書き始めた「ドラゴンボール」 作品とともに愛されたのんびり屋な人柄

[ 2024年3月8日 14:54 ]

鳥山明さんの自画像イラスト

 「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんが1日、急性硬膜下血腫のため死去した。68歳。愛知県出身。週刊少年ジャンプの公式サイト及び「ドラゴンボール」の公式サイトで8日、発表された。

 鳥山さんは高校卒業後、デザイナーとして就職。入社2年目で退職したのち、週刊少年ジャンプの新人賞に応募するように。1978年に「ワンダー・アイランド」でデビューし、1980年に「Dr.スランプ」の連載を開始。大人気となり、テレビアニメでも高視聴率を記録した。

 「Dr.スランプ」連載を終了した3カ月後には、「ドラゴンボール」の連載を開始。第一巻では「全体のストーリーは、簡単にはできていますが、細部やイラストは、いきあたりばったりで作っていこうと思っています」としていた。

 そんなのんびり屋の鳥山さん。捨て猫を拾ったり、たくさんの文鳥の雛をかえして飼育するなど、動物も大好きだった。インコや犬、猫との生活を漫画の巻末でも度々つづっていたが「ヤギやニワトリも飼いたい」と漏らすほど。

 連載について「毎週ページ数増やして」と読者からの声が寄せられるも「必死にやれば19ページぐらいは、かけるけど、できれば余裕をもって仕事をしたいし、のんびりできる時間もほしいし」と、毎週必ず15ページにしていることを明かしていた。

 ドラゴンボール連載中には長男と長女も誕生し、育児に励む日々もコミックス巻頭でコメントしていた。国内だけにとどまらず、世界中に愛された漫画家の訃報に、悲しみの声が多く上がっている。

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