金子恵美氏 派閥解散方針の首相に「コケにされたと思う議員がいるのも当然」「岸田さんとしては狙い通り」

[ 2024年1月19日 15:39 ]

金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(45)が19日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。岸田文雄首相が自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、自身が率いた岸田派(宏池会)の解散意向を表明したことに言及した。

 東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で、岸田派の元会計責任者を立件する方針を固めたことが新たに判明。岸田首相は前日18日、複数の同派幹部と協議し、岸田派解散について「検討している。政治の信頼回復に資するなら考えなければならない」と語った。他派閥に解散を求めるかどうかは明言を避けた。

 19日も「国民の疑念を払拭し、信頼を回復するために政策集団のルールを考えなければならない」と官邸で記者団に述べ、岸田派を解散する意向を重ねて表明した。

 今回の岸田氏の派閥解散について、英断か暴走か問われた金子氏は「まず、“刷新本部で本当に改革できるの?”って国民の皆さんの声がある中で、本部長が自ら範を示すということで言えば、岸田派の方々に聞くと、“良い決断をした”と。“英断だし、派閥の中では支持してる”と。国民の皆さんも一定評価するだろうってことなんです」とした。

 一方で「刷新本部で、派閥のあり方を議論している中で、(記者団の)ぶらさがりで突然宣言されたってことは“永田町のやり方としてどうだ?”ってのもあるし、今回、問題のなかった茂木派、麻生派の方々は“派閥の問題じゃなくて、政治資金の問題なんだから、派閥を存続”って声がある中にも関わらず、岸田さんの派閥の問題、立件されるってことが分かった途端、岸田派の批判をかわすっていうことで、平場の議論をまったく無視してこんなことをされたら、一体、平場の議論って何なんだと。言い方悪いですけど、コケにされたって思う議員がいるっていうのも私は当然だと思います」と語った。

 岸田首相が他派閥幹部への根回しなく岸田派の解散を表明したという噂もあるだけに「立件されるという自派閥の問題と、翌日(19日)に安倍派の議員総会、二階派も緊急招集がかかってたって情報がある中で、刷新本部の中でこの前、派閥のあり方については、人事権もなくす、お金を集める政治資金パーティーを派閥ではなくすって言ってる以上、実質、派閥が解体したようなわけだから、わざわざ“宏池会を解散する”って言わなくても、その中の中間とりまとめで言えば派閥解消みたいになる」と指摘した。

 そして、安倍派の議員総会前日に解散の意向を表明したことに「どうしてもここで言いたかったのは、翌日、安倍派もですね、ほぼほぼ解散だって声も聞こえてきたと思いますし、二階派ももちろんそれが規定路線、派閥で集まったら解散になるだろうって情報が入った時に同じ解散するってことを報道されるにも最初にやっぱり総裁派閥が言ったらインパクトがある」と先に派閥解散を表明した方が国民に好印象になるからだったのではと推察した。

 だからこそ「実際、安倍派の人から聞きましたけど、“先手、打たれたな”って。先をやられたなってことを考えれば、岸田さんとしては狙い通りにいったと思うし、安倍派、二階派にしてみれば、先を越された、先手打たれたってことかなと思います」とした。

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