内田也哉子さん 父・裕也さんとの最初で最後の共演に本音「ひるんでしまった」映画で父娘役

[ 2024年1月19日 12:32 ]

内田也哉子さん
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 エッセイストの内田也哉子さん(47)が19日放送のNHK「あさイチ」(月~土曜前8・15)に生出演。19年に亡くなった父でロック歌手の内田裕也さん(享年79)との共演を振り返った。

 2018年に亡くなった母で女優の樹木希林さん(享年75)に女手一つで育てられ、裕也さんとはともに暮らしたことがなかったという也哉子さん。「一緒に過ごした時間も累計できるくらいの何十時間、数日間だと思うんですけど。インパクトの強い個性の塊のような人ですから、私の人生に影響を与えていると思いますし、年末にやるフェスティバルには遊びに行ったりして少ない記憶ですけど強烈でした」と父との少ない思い出を振り返った。

 裕也さんとは最初で最後の共演となった映画「ブルー・ウインド・ブローズ」(富名哲也監督)で義理の父と娘役を演じた。「最初にイギリスに住んでいた時にオファーがあって、佐渡島でこういう映画を撮りますと。佐渡島に行ってみたかったので、ぜひってことで」と振り返り、「それからキャストの方が決まっていって、義父役に内田裕也って書いてあって、“これは何かの間違いじゃないか”ってひるんでしまって」と当時の心境を苦笑いで吐露。「疎遠だったもので。ただでさえ映画に出るってことで緊張しているのに、そこに小さい時から父と会う時は張り詰めた緊張感の中で交流してきたので、ただごとじゃないぞって」と話した。

 一方で、「本当にわずかしか一緒に時間を過ごせなかったですけど、よく父の友達が『裕也さんにはいろんなことで翻弄されるから疲れるけど、会わなくなるとやっぱり10年に1回は会いたくなるんだよね』って聞いた事があって。私の父はそういう熱い思いを人とシェアできる人なんだって、ちょっと憧れに近いというか。幻想かもしれないですけど」と秘めた思いも明かした。

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