高橋幸宏さん伝説のライブ映像上映 佐橋佳幸が秘話「教授のソロがすごすぎた」

[ 2024年1月19日 23:00 ]

トークショーを行った(左から)ゴンドウトモヒコ、飯尾芳史、佐橋佳幸
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 ギタリストの佐橋佳幸(62)が19日、東京・109シネマズプレミアム新宿で、昨年1月に70歳で死去したドラマーの高橋幸宏さんと2018年に立ったライブ映像「YUKIHIRO TAKAHASHI LIVE2018 SARAVAH SARAVAH!」の上映イベントに登場した。

 ライブは高橋さんが1978年6月に「高橋ユキヒロ」名義で発表したデビューアルバム「Saravah!」を完全再現したもの。高橋さんから、同ステージのまとめ役を任命された佐橋は「あの頃の自分を完全に理解している人」とドラマーの林立夫(72)、キーボード奏者のDr.kyOn(66)、同・斎藤有太(55)ら精鋭とともに、一夜限りのライブに臨んだことを明かした。

 上映前のトークショーで佐橋は「一つずつ紐解いて、幸宏さんの理想に近づける作業が楽しかった」と充実した時間を振り返って笑顔。「ちょっとネタバレしちゃうんだけど」と前置きし、高橋さんから「この曲のソロは教授(デビュー盤で演奏した坂本龍一さん)のそのままを出した方が良くない?」と提案され、本番では「当時コンピューターに録音していた教授の演奏音源と一緒に演奏した。教授のソロがすごすぎた」と聴き所について説明していた。

 高橋さんとともに最後に演奏をしたのは、2019年5月18日に福岡・海の中道海浜公園野外劇場で行われた音楽イベント「CIRCLE ’19」だったことを回想。「『SARAVAH SARAVAH!』の再現セットだったんだよね。18日はトリが細野(晴臣)さんで、幸宏さんはその前だった。コロナ禍もあって、幸宏さんにとって、最後のパフォーマンスになった。楽しかったね。みんなで打ち上げで飲んだの、夢のようだったね」と寂しそうに振り返っていた。

 トークショーには共にステージに立った音楽家のゴンドウトモヒコ(56)、同映画の特別監修を行った音楽プロデューサーの飯尾芳史(63)も出演。特に印象に残った曲について佐橋とゴンドウは「演奏が難しかった『SARAVAH!』」と口をそろえていた。
 同映画館は、昨年3月に亡くなった坂本さんが監修したサウンドシステムで、上質で曇りのない劇場音響体験ができると人気。映画は28日まで同地で上映される。

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