今年初のモーニングショーの長嶋一茂「派閥はビジネスのにおい…もともと政策活動費というのがある」

[ 2024年1月19日 10:57 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(57)が19日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。岸田文雄首相が自民党岸田派(宏池会)を解散し、派閥事務所を廃止する意向を固めたことに言及した。

 岸田首相は、複数の同派幹部と18日に協議して判断した。東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で、岸田派の元会計責任者を立件する方針を固めたことが新たに判明し、対応を迫られた。派閥パーティー裏金問題が立件される安倍派(清和政策研究会)でも解散論が浮上した。特捜部は19日、安倍派の会計責任者と二階派(志帥会)の元会計責任者を在宅起訴するなど一斉に刑事処分する。

 首相は18日午前には「事務的なミスの積み重ねだと報告を受けている」と官邸で記者団に述べていたが、夜になり、岸田派解散について「検討している。政治の信頼回復に資するなら考えなければならない」と語った。他派閥に解散を求めるかどうかは明言を避けた。昨年12月まで岸田派会長を務めていたが、政治資金問題を踏まえて岸田派離脱を表明していた。

 一茂は「そもそも論は皆さんが展開されると思うんだけれども、派閥の宏池会ができた時というのは、やっぱり日本の将来を憂いて、今後の政策をどうしたらいいのかとか、若手の議員の教育とか育成とか、あと派閥が多くなることによって党内での権力という部分での自分たちのポジショニングみたいなものを確保してという、圧力もかけれられるような団体ってところから始まっている」と言い、「最近は、派閥の人数が多ければ大きいパーティーをやりやすいと。大きいパーティーをやれるということは企業からのパーティー券の収益もそれだけ見込めるだろうと。つまり、最初は大義名分で派閥ってものが形成されたと思う」と話した。

 そして、「最近のキックバックの事件、もう最近ではないな、かなり前からなんだろうけども。見ていると、どうも派閥をつくることによってビジネスっぽいにおいがしてきちゃうんです」とし、「そもそも政治ってなんでそんなにお金がかかるのかなっていうところからも、もう1度考えて欲しいし、もともと政策活動費というのがあるわけだし、交通費だって出るわけだし、(一部の)人件費だって出るわけじゃないですか。それ以上にお金がかかる行動、日本の将来を考えての政策というのは、どこに重点が置かれて、どこにお金がかかるのかなということをもうちょっと見直していかないと」と指摘。

 そして「派閥が解消、解散されたから、今後良くなるがどうかは全く疑問です」と自身の考えを話した。

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