辛坊治郎氏 統一地方選の和歌山1区は「自民党最大の敗北」岸田首相襲撃事件で「通常は同情票集まる」が…

[ 2023年4月24日 21:10 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(67)が24日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演。23日に投開票された統一地方選の和歌山1区で敗れた自民党について持論を展開した。

 衆議院和歌山1区の補欠選挙では日本維新の会の新人で元和歌山市議の林佑美氏が当選。辛坊氏は自民党の元衆院議員で公明党が推薦する門博文氏が敗れたことに対し「自民党にとって(統一地方選)最大の敗北は、今回一番注目されていた和歌山1区なんですよ」とコメント。

 和歌山1区での選挙について「これちょっとね、周辺の事情がたくさんありましてね…元々自民党は参議院の鶴保庸介さんっていう人を衆議院に鞍替えで立候補させようとしていたので、(対する)維新は鶴保さんて名前も知られてるし、それだったら止めておこうかなと候補者を立てていなかったんです」と自民党、日本維新の会による駆け引きがあったと明言。

 続けて「ところが自民党の中には将来的に和歌山で同じように衆議院から参議院への鞍替えを狙ってる世耕弘成さんという方がおりまして、続けて2人鞍替えさせるのはさすがに無理なのではと…重ねてやってしまうと参議院って何!?衆議院の2軍なの?っていうイメージが広がってしまうという“配慮”もあって、門さんというハッキリ言って選挙めっちゃ弱い人ですよ。その人を候補者として立てることになったんです」と持論を展開。

 「その門さんが出てきたんで維新は、アッ!これなら勝てる!ということで林佑美さんを送り込んでいって6万票以上を集めて勝ち、門さんは5万5千票あまりで落選」と日本維新の会が急きょ立候補者を立て勝利することになった流れを力説した。

 さらに岸田文雄首相が和歌山市内で選挙応援演説中に襲われた事件にも触れ「小さい声でしか言いませんけど…通常は爆弾テロみたいなことがあるとね、同情票が集まるんですよ。今回の“テロ”は自民党に有利に本来は作用したはずなのに、それでもこの差で落ちちゃったという状況を突き付けられた。選挙関係者、自民党関係者は大ショックだろうと思いますね」と話した。

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2023年4月24日のニュース