「ゆとりですがなにか」映画で帰ってくる!“ゆとり3人衆”再集結 松坂桃李がクドカンに直談判

[ 2023年4月24日 05:00 ]

映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」に出演する(左から)松坂桃李、岡田将生、柳楽優弥
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 俳優の岡田将生(33)松坂桃李(34)柳楽優弥(33)が共演した日本テレビの人気ドラマ「ゆとりですがなにか」が映画化される。タイトルは「ゆとりですがなにか インターナショナル」(監督水田伸生、10月13日公開)。主演の岡田は「ひと言で表すとうれしい。それに尽きます。ひと言セリフを言うだけで一瞬でゆとりの世界観に戻れました」と作品への愛をにじませた。

 「ゆとり…」は人気脚本家・宮藤官九郎が「ゆとり世代」を描いた社会派コメディー作品で、2016年に連続ドラマとして放送。「飲み会?それって強制すか?」と上司に聞き、会社をパワハラで訴える「ゆとりモンスター」や「レンタルおじさん」など世相を反映したキャラクターが登場した。

 視聴者の共感を集めギャラクシー賞や東京ドラマアウォードなどのドラマ賞や芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。翌17年には、出演者3人が宮藤に直談判して実現したスペシャルドラマも放送された。

 それから6年の月日がたち、今度はスクリーンに“ゆとり3人組”が帰ってくる。宮藤に松坂が再集結を直談判したところから企画が始動。宮藤は「確か(NHK大河ドラマ)『いだてん』で、桃李くんから提案されました。なので、思いつきではなく、実は4年越しの映画化なのです」と明かした。

 当初は海外での3人を描く予定だったが、コロナ禍で断念。「見渡せば東京もじゅうぶん多国籍、多言語」とドラマの舞台、八王子から高円寺間で起こる国際問題を描いた。

 昨年の10月から11月にかけて撮影。松坂は「この作品を映画化って正直どうなんだ!?と思いました」と心境を明かしつつ「映画としてさらにスケールアップしている」と期待を持たせるひと言。柳楽は「作品を通して深まった絆を持っているキャストと良い緊張感の中、作品に向き合うことができました」と振り返った。

 宮藤は「これがヒットしたら(しなくても)、また連ドラやりたいですね」とさらなる続編を示唆。今作が、“ゆとり”が令和の時代に大暴れする第一歩となりそうだ。

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