前園真聖 2050年W杯優勝へ「自分たちの強みも出しながらが大事」日本サッカーの課題を指摘

[ 2022年12月6日 09:47 ]

元サッカー日本代表の前園真聖
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 サッカーの元日本代表MFでタレントの前園真聖(49)が6日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に生出演。サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝トーナメント1回戦で、クロアチアにPK戦の末敗れた日本代表の戦いぶりに言及した。

 前園は「今回初めてリードを奪った展開で試合を進めました。これまでは追う形でした。良い流れだったんですけど、今回難しかったのは90分でなく延長、PKを想定しながらだったので、2点目を取りに行くのか、それとも1点を守りながら試合を運んでいくのか。そのあたりの難しさもあったと思います」と指摘した。

 その上で「僕は1点取りに行くチャンス、タイミングもあったんじゃないかなと、結果論ですけど思いながら見てました」と、もう少し攻め手があったのではとし「延長もあるので、なかなか後半の立ち上がりから(交代カードを)切れない。追加点が奪えないまま、同点に追いつかれた後は延長含めてPKまでなんとなく時間とともに考えながら戦っていたのかなって思いますね」と感想を述べた。

 そして「1点ビハインドだと、点を取りに行くしかないので早めにカードを切れたと思うんです。今回は逆にリードしたことで戦い方、カードを切るのが逆に迷った試合だったのかなと思いますね」と改めて試合運びの難しさを口にした。

 また、日本サッカー協会が2050年のW杯優勝を目標に掲げていることに「向かっていかなきゃいけないですし、そのための一歩だった。簡単ではないと思いますけどスペイン、ドイツに勝って良い結果を出しました。これに一喜一憂するんでなくて、できなかったこと、通用しなかったことをこれから分析しながら、日本サッカーとしてどういうサッカーをしていくか、もう一回突き詰めていく必要がありますね」と指摘。

 「スペイン、ドイツにはある程度守った。コスタリカは日本の方が上だったので攻めた。でもなかなか崩せなかったということで、格上のチームに対してそれでいいのかとか、これからどうやって戦っていくのか。自分たちの強みをある程度出さないと、勝っていけないのか。その辺りも含めて考えていくことが必要だと思います」と優勝に向けて日本のサッカースタイルの確立が必要なのではとした。

 前園は「追いつくでなく、いつかは追い越すためにやっていかなきゃいけないことがあります。相手の良さを最初から消すのでなく、自分たちの強みも出しながらってことが大事になってくる。それがこれから課題だと思います」と森保監督の試合後コメントを引用しながら、今後の課題を述べた。

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2022年12月6日のニュース