空手金の喜友名に行きつけ店社長がお願い「金メダル見せて かんだりしませんから」

[ 2021年8月7日 05:30 ]

チャンプルージーンズを手に笑顔の喜友名諒(左)と「ブルー ファースト スター」の上原仁也社長
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 空手男子形で金メダルを獲得した喜友名諒(きゆな・りょう、31)は地元沖縄を愛している。演武では鬼の表情だが、道着を脱げばアメカジの服選びが好きな青年。沖縄県宜野湾市の行きつけのアメカジショップ「ブルー ファースト スター」の上原仁也社長(41)が素顔を明かした。

 上原さんによると、喜友名は4年前に初めて来店。当時、空手家の認識がなく「服のセンスが良く芸能人のよう」と振り返る。常連となり店のブログを開設すると「一緒に写真撮りましょう」と“出演”を申し出たという。

 日本のブランド「ステュディオ・ダ・ルチザン」が好きで、特にTシャツとジーンズがお気に入り。ロゴの豚入りTシャツのサイズはXLで「胸板が厚く腕も太いのでお似合い」だという。一方で上原さんはいつもジーンズのサイズを心配。下半身の強化により、喜友名の太腿は来店のたびに増大。「見た目70センチ近い。いつも入るか心配。これ以上太くなると直しは無理です」と笑う。ジーンズは沖縄の日本返還45周年の2017年に製作された限定300本の「チャンプルージーンズ」を好んで買う。後ろポケットに平和の象徴のハトの刺しゅう、前に沖縄の空と海をイメージした青色の豚革のコインポケットが付いた品。定価は3万6300円(税込み)だが「節目の時に購入する」という。19年、パリでの国際大会プレミアリーグで8連覇を達成した直後にも「記念に1本予約します」と連絡があり購入。自らへのご褒美にするほど思い入れが深い。

 喜友名は昨年12月に新型コロナウイルスに感染。以来「多分、店に気を使われて」来店していない。五輪を前にSNSで激励すると「頑張ります」と返信があった。「金メダルを見せてほしい。かんだりしませんから。普段は丁寧に服を選んでますが爆買いしてくれるかな」と期待している。

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