橋下徹氏 菅首相がリーダーとして「欠けている」ことを指摘「そのプロセスが抜けていますね」

[ 2021年8月7日 22:26 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(52)がABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に出演し、菅義偉首相(72)に「欠けている」ことを指摘するシーンがあった。

 「コロナ禍における理想のリーダー像」をテーマにトーク。 政治家は「スーパーマンじゃない、全部物事を知っているわけではない」と前置きした橋下氏は、世の中には賛否両論あるとし、「いろんな意見をフルオープンで、公開で議論してもらっている様子をずっと聞きながら、そこで腑に落ちたことを決定、号令をかけるのがリーダーなのかなって思う」と持論を述べた。

 その点が菅首相に見られないといい、「今、菅さんに欠けているのは尾身(茂)さんの意見と、僕みたいな尾身さんの意見と違う意見とか、そういう意見を戦わせながら、公開の場で議論しているのを菅さんがじっと聞いて、最後菅さんが決断を下すっていう、そのプロセスが抜けていますね」とコメントした。「今の政府とか他のいろんな役所の姿を見ていると、激論というのが見えてこないよね」とも語った。

 政策については「正解が分からないことばかりが突き付けられるから。総理でも知事でも正解が分からない、その中でも決断しなきゃいけないわけでしょ」。物事には必ず批判的な意見も寄せられると話し、「絶対的に100%正しい正解なんてないもんだという事を、ある意味国民側のほうもそれを分かった上で、政治家を批判していかないと」と呼びかけた。

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2021年8月7日のニュース