爆問・田中、槙原寛己氏 白熱トーク展開 7日、侍Jが金メダル懸け米国との大一番

[ 2021年8月7日 05:30 ]

槙原寛己氏(左)と爆笑問題・田中裕二
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 【特別編集長・爆笑問題の五輪で笑おうぜ!! 6日】スポニチの東京五輪・パラリンピック特別編集長「爆笑問題」による連載企画「五輪で笑おうぜ!!」。7日に金メダルを懸けて米国との決勝に挑む侍ジャパン。今回は、巨人OBで本紙評論家の槙原寛己氏(57)と芸能界屈指の野球ファンとして知られる田中裕二(56)が、大一番を前に白熱トークを展開しました。

 田中 いよいよ金メダルまであと一つ。準決勝の韓国戦では、同点の8回に山田選手が3点適時二塁打を打っての劇的勝利でした。ここまで無敗ですが決勝のポイントはどこになるのでしょうか?

 槙原 先発の森下投手と継投でしょう。仮に森下投手の状態が悪ければ、3回とか早いイニングで降ろす。大野雄投手や千賀投手のロングリリーフもあるかもしれない。あと、伊藤投手をもう一回使ってみたいです。

 田中 韓国戦の伊藤投手は、2回1安打無失点と物凄い投球でしたね。やはり印象に残っているのは伊藤投手ですか?

 槙原 そうだね。あれだけの舞台でも物おじしないで投げる。ルーキーらしからぬ投球。見ているこっちもしびれたね。野手では甲斐選手。本当にいいところでつないでいる。自分が何をしなきゃいけないかが分かっている。捕手としてのリードももちろん、非常に目立っていると思います。

 田中 甲斐選手は打率・500と絶好調ですね。一方で、前回の米国戦では一発が出ましたが打率・067と本調子とは言えない4番の鈴木誠也選手はいかがでしょうか?

 槙原 打順はこのままでいい。プレミア12からここまでずっと「4番・鈴木誠也」でやってきた。決勝で変えることはない。確かに本来の打撃ではないかもしれないけど、決勝での快打に期待したいですね。

 田中 今日まで観戦してきて、いつも手に汗を握る展開にワクワクしていました。試合ごとに調子を上げて、投打もかみ合うようになってきました。

 槙原 日本はリリーフ投手がいいから、相手にプレッシャーをかけられている。各打者が四球をしっかり選べているし、強引にぶりぶりと振り回す打撃も少ない。

 田中 巨人ファンの僕としては、坂本選手の活躍がやはりうれしい。ここまで打率・389で4打点。山田選手と坂本選手の夢の二遊間が見られるのも国際大会ならではですね。

 槙原 彼は非常に落ち着いている。サヨナラ打もそうだけど、欲しいところで進塁のための外野フライを打ったりもできる。打撃も強引にいっていない。センター中心の献身的な打撃で、確率、ミート率を高める打撃をしているよね。経験も豊富。守備も含めて安定している。

 田中 投手では抑えの栗林投手が光っています。ペナントレースでは苦しめられていますが、こういう時には心強い(笑い)。ここまで失策わずか1という日本の守備力にも驚きます。

 槙原 大会を通じて無駄な点を与えていない。例えば浅村。本職ではない一塁だけど、守備はめちゃくちゃいい。貢献してるよね。

 田中 ここまで来たら、84年のロサンゼルス大会以来の金メダルを獲ってほしい。ところで槙原さん自身は五輪で投げてみたいと思ったことはありますか?

 槙原 投げてみたかったね。ロス五輪の時は全員がアマチュア選手で、プロが参加する頃には僕は引退していた。でも、見ていて本当に大変そうだなと思うよ。

 田中 あの「10・8決戦」や完全試合も経験している槙原さんから見ても大変そうに感じますか。10・8の当時、ようやく芸人として仕事が入り始めた時だったんですがテレビの前でただならぬ緊張感を感じていたのを覚えています。

 槙原 もちろん10・8はしびれる試合だったけど、五輪の方がきついんじゃないかな。やっぱり国を背負うというのは違うと思う。

 田中 そんな緊張感の中で大一番に挑む侍ジャパンたち。全勝で決勝まで来て、しかも舞台が日本。夢のような物語を実現してくれた選手たちに「ありがとうございます」と言いたいです。そしてやっぱり金メダルを期待したいですね。

 槙原 とにかく決勝は楽しんでほしい。米国は1度倒している相手。メダルも確定しているし、肩の力をほんの少しだけ抜いて、いいプレーをしてほしいです。

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