掛布雅之氏「意味ないでしょ」 江川卓氏との対戦で直球だけを待った理由

[ 2021年3月31日 12:03 ]

掛布雅之氏
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 元巨人エースで野球解説者の江川卓氏(65)が30日深夜放送のテレビ東京「チマタの噺」(火曜深夜0・12)に出演。江川氏の球界唯一の飲み友達として元阪神の掛布雅之氏(65)がリモート出演した。

 かつて巨人と阪神でしのぎを削ったが、引退後から交流が深まったという。掛布氏は「彼が一番いろいろなことをさらけ出せる気がします。受け止める力がけっこうある。懐の深さとか、それなりの答えを言ってくれるし。僕自身も素直に自分の気持ちを彼には話せる」と語った。

 また「(江川氏は)気遣いのできるタイプ。ワイン1つのセレクトもすごく気をつかってくれる。僕の好みとか調べて用意してくれた」と振り返り、影響で掛布氏もワインにハマったという。「あまりハマりたくなかったんだけど」と苦笑いしつつ「彼の言葉聞いているとワインの世界って素晴らしいなと。良い世界を教えてもらった」と感謝した。

 コロナ禍で「しばらくおいしいワインとか食事してないので一緒に楽しい食事したいですね」と熱望。「彼はそんな量を飲むタイプじゃない。彼はうんちくタイプだから。僕は飲むタイプ。語る前に飲めっていう」と語って笑いを誘った。

 思い出の対戦にも話が及び、後楽園球場で放った本塁打を回想。外角高めを左翼へ運ぶ超絶技巧の打撃に江川氏は舌を巻いた。

 掛布氏は「後楽園の風が甲子園と同じような浜風が吹いてるのを感じてたんですよ。彼の速いストレートを引っ張りに行くよりも、レフトへ打った方が打球があがって伸びるんじゃないかと。そういう意識で打席に立ってたので体が反応したんですよね」と振り返った。

 さらに「僕は彼の真っすぐしか待ってませんのでね。カーブなんか見向きもしない」ときっぱり。「だって意味ないでしょ、カーブ打っても。やっぱり彼のウイニングショット打たないと。カーブ打ったって面白くないでしょう」と笑った。

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