ダチョウ倶楽部 「どうぞどうぞ」秘話 志村けんさんに怒られて…

[ 2021年3月31日 10:23 ]

「アイーン」のポーズをとる「バカ殿」姿の志村けんさん(前列左から3人目)とダチョウ倶楽部
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 29日に一周忌を迎えた故・志村けんさん(享年70)の足跡を振り返るNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」(水曜後7・30)が30日、放送された。志村さんと多数のコントで共演し、公私ともに約25年にわたって付き合いがあったお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」が出演した。

 名作を生み出すことを考え、常々「マンネリまでいくのが大変でしょ。マンネリって言ってほしいくらいで」とマンネリ上等を唱えていた志村さん。肥後克広(58)は「良く言われたのは飽きちゃだめだということ」だったと語った。

 一時、ウケないという理由で持ちネタの「どうぞどうぞ」のギャグをやめた時があったが「志村さんはちゃんと聞いてて、きょうギャグやった?と。ウケないからやめたんですと言うと、自分が飽きちゃダメなんだと。世の中が飽きる前に自分が飽きてる。真剣にやったら絶対ウケるから、あれ面白いからってちょっと怒られまして」と回想した。

 アドバイスに従ったところ「真剣にやったらやっぱりウケるんですよ」と肥後はしみじみ。寺門ジモン(58)は「人間の観察からコントを作る人。人は素敵で面白いというのをコントにした。愛なんだよね」と振り返り、上島竜兵(60)も「笑いの錬金術師」と表現する一方「普通のおじさんだよ俺はって言ってましたね」と飾らない志村さんの姿を語った。

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2021年3月31日のニュース