「アキナ」20日M―1決勝に向け気合「絶対に優勝したい」 来春パパの秋山“家族のためにも”

[ 2020年12月7日 05:31 ]

 「M-1グランプリ2020」での優勝を狙うアキナの山名文和(左)と秋山賢太
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 お笑いコンビ「アキナ」がこのほど、大阪市内でスポニチ本紙の取材に応じ、20日に控える漫才師日本一決定戦「M―1グランプリ2020」決勝への意気込みを語った。ファイナリスト9組のうち、大阪を拠点にするのは「見取り図」と2組だけ。01年に大会がスタートしてから最少となる。4年ぶり2度目の決勝進出で、V候補にも挙げられるアキナ。秋山賢太(37)、山名文和(40)は「ここまで来たら、絶対に優勝したい」と声をそろえた。

 準決勝4分間のネタの真っ最中、山名は手応えをつかんでいた。客席はその日一番の大ウケ。「やってる最中に(決勝に)行けると思った。自分のやりたいことができた」。秋山も「素のままでやれて、楽しかった」と振り返った。

 元々、コントを最重要視し、昨年は「キングオブコント」制覇に照準を定め、M―1出場をやめた。だが、まさかの準々決勝敗退。今年は「コントと同じ感覚で、漫才をできるようになった」と山名は漫才への思いを強くして、再びM―1参戦を決めた。

 秋山は昨年2月、ABC・塚本麻里衣アナウンサー(33)と結婚。来春には第1子が誕生する。「へその緒で見えにくいけど、たぶん女の子。ボクに似て目が離れていたら…。奥さんに似てたらいいですね」と笑顔。「子どもができたら、変わりますかね?子どものためにも頑張らんと」と新妻、わが子のためにも優勝を切望する。「ノドにいいからって1瓶1万円のハチミツを買ってくれた」という妻の応援も励みに、本番に臨む。

 犬を飼い始めた独身の山名は「豆柴のオマメ。6月に飼い始めてから、夜も飲みにも行かず、ちゃんと家に帰るようになりました」とこちらは愛犬に癒やされている。「結婚もしたいですね。相手、いないけど」。優勝をキッカケに生涯の伴侶を見つけたい。

 決勝用のネタ2本はすでに準備万端だ。ライバルは日頃から世話になってきた「おいでやすこが」のおいでやす小田(42)。「小田さんはピン芸人なので、まさか戦うことになるとは。でも倒します。負けません」と秋山。M―1戴冠の先には、来年のキングオブコントとの史上初の2冠達成を見据える。「両方しっかりやって、両方優勝します」と、2人は力強く宣言した。
 
 ◆アキナ 秋山賢太(あきやま・けんた、83年6月24日、兵庫・猪名川町出身)と山名文和(やまな・ふみかず、80年7月3日、滋賀・東近江市出身)の2人組。08年にトリオ「ソーセージ」を結成。12年に1人が不祥事で脱退しコンビ「アキナ」を結成。キングオブコントは3度決勝へ。テレビ6本、ラジオ1本のレギュラーを持つ。

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2020年12月7日のニュース