金子恵美氏 コロナ急増の大阪、北海道への自衛隊派遣に「医療崩壊が始まっているという印象」

[ 2020年12月7日 16:52 ]

元衆院議員の金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(42)が7日、コメンテーターを務める文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(後3・30)にリモート出演し、新型コロナウイルス感染拡大が深刻な北海道と大阪府が、政府に自衛隊看護師の派遣要請を検討していることについて、私見を述べた。

 北海道と大阪府からの要請を受けて、加藤勝信官房長官は、近く自衛隊の医官、看護官を派遣する方針を明らかにした。これに「限られた医療資源なかで、何よりもマンパワーというものが足りていないということは、本当にひっ迫していることを表しているなというふうに思いますけれども」と金子氏。

 「大阪は独自でいろいろな数値を出して、不足していることを具体的に示されていたので、吉村(洋文)知事の発信の仕方は良いなと思っていたんですけれども」と評価したうえで、「ただ、いよいよ自衛隊の派遣要請ということになりますと、医療崩壊が始まっているんだなという印象を持っています」と私見を述べた。

 金子氏は週末、仕事で大阪にいた際、府民から“慣れ”を感じたという。「府民の皆さん、仕事関係者のお話を聞くと比較的、前よりも危機感というものがあまり…慣れがちょっと出てきているのかなという印象があって。そこらへんが行政であったり、医療現場のひっ迫と少し反比例している感じがしましたけども」と金子氏。「今回の自衛隊要請に関して、おそらく大阪府民の皆さんにも、いよいよ大変な状況になっているということは感じられているのではないか?と思いますね」と推察した。

 このような政府への要請は、近いうちに全ての都府県に及ぶ問題ともされる。金子氏は「今、感染拡大を抑えようと各自治体は努力されていますけども。冬場に向かう中で(コロナの)勢いがどのくらいになるのか?決して大阪、北海道だけの話ではないという意識を持たないといけないと思いますね」と懸念していた。

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2020年12月7日のニュース