韓流ドラマ「梨泰院クラス」 サントラも大ヒット!多方面に人気拡大

[ 2020年9月4日 05:30 ]

韓流ドラマ「梨泰院クラス」日本版サウンドトラックのジャケット
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 今年、動画配信大手のNetflixで公開され、世界的流行を呼んだ韓流ドラマ「梨泰院(イテウォン)クラス」の日本版サウンドトラックがヒットしている。

 ドラマは3月28日に日本でも配信スタート。“韓国版・半沢直樹”ともいわれる痛快な復讐(ふくしゅう)劇が受け、瞬く間に視聴数トップ10の常連に。同時期にNetflixで配信されたラブストーリー「愛の不時着」とともに“ネオ韓流ブーム”を巻き起こした。

 芸能界にもファンが多く、有吉弘行(46)や今田耕司(54)、藤田ニコル(22)や黒柳徹子(87)まで老若男女が「梨泰院クラス」のファンを公言している。

 劇中歌も世界的ヒット。韓国男性歌手Gaho(22)の「はじまり」は、YouTube再生回数約4000万回超。韓国グループ「BTS」のV(24)の歌う「Sweet Night」は、iTunesアジアランクで113カ国で1位を獲得し、ソロ歌手の世界最高を記録した。

 日本版サウンドトラックは、先月26日に4枚組みボックスで発売されると、日本でも人気の「BTS」や「TWICE」が新作を発表する中、アマゾンのアジアンポップアルバムランキングで最高3位を記録。レコード会社関係者は「サウンドトラックでは異例の売れ行き。増産ペースも上がり、問い合わせも殺到しています」と話す。

 日本版サントラ発売にあたり、プロ野球・日本ハムの杉谷拳士(29)、渡辺諒(25)が寄せたコメントも話題。「はじまり」を登場曲にした渡辺が「気分的にもノれる」と話すと、作品愛のあまり主人公と同じ髪形にした杉谷が「僕が入場曲にしようと思ったら先に使われた」と応戦。人気は野球界にも拡大中だ。

 同じレコード会社が先に発売した「愛の不時着」の日本版サントラは3万枚を売り上げた。スタッフは「ドラマの配信が全話終わって、ロスが広がっている。愛の不時着を超える売り上げになるのでは」とうれしい悲鳴を上げた。

 ≪冬ソナ主題歌も日本でブームに≫韓流ドラマ発の日本でのヒット曲には、ペ・ヨンジュン主演で大ブームとなった「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」がある。イントロのはかなげなピアノ演奏から男性歌手Ryuが歌い上げるバラード。Ryuは日本でもコンサートを開き、04年に東京・六本木ヒルズアリーナで行ったCD発売記念ライブには1500人が殺到。お笑いコンビ「テツandトモ」らが日本語カバーを発表した。

 ▽梨泰院クラス 韓流ブーム再来の火付け役となった話題作。権力者とその息子によって高校を退学させられ、父親まで死に追いやられた主人公のパク・セロイの復讐の物語。主演の俳優パク・ソジュンは演技派としても知られ、2019年には「第13回アジア・フィルム・アワード」で、アジア映画界を率いる実力とスター性を備えた若手アーティストに授与される「ライジングスター賞」を受賞した。

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