吉本新喜劇・浅香あき恵 「絵本の読み聞かせ」への思い明かす こだわりは「声色」

[ 2020年9月4日 13:57 ]

P説 MBSテレビ「OFLIFE」で絵本の読み聞かせをする吉本新喜劇・浅香あき恵(右)と娘の智亜規さん(写真提供・MBS)
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 MBSテレビ「OFLIFE」(火曜深夜1・59)の8日放送は吉本新喜劇の浅香あき恵(63)が主役。ベテラン女優が舞台以外に始めた「絵本の読み聞かせ」についてスポットを当てる。

 芸歴44年のベテラン。浅香は、なんばグランド花月(NGK)近くのマンションを借りて「絵本の読み聞かせ」の映像を作成している。新型コロナウイルス禍での外出自粛期間中の5月から、自身のYouTubeチャンネルで「おめめパチクリこシリーズ」として3作品を投稿。「世の中のお母さんたちが子育て大変な時期に、ちょっとした手助けになったら」と思い、始めたという。

 浅香は絵本のストーリー作りと読み聞かせを担当。絵は娘の智亜規さんが描く。午前6時、毎朝健康のために行なっている散歩は、絵本のストーリー作りにかかせない時間。妄想から広がる絵本の世界。思いついた妄想はスマホにメモする。新作絵本の舞台は土の中で、「ハダカデバネズミ」が新キャラクターとして登場する。

 絵本作りを始めたきっかけは、吉本新喜劇座長・酒井藍(33)から誕生日プレゼントとして送られた絵本だった。読んで「(絵本は)子どものものと思っていたが、大人が見ても心が洗われたりするんやな」と気づいた。酒井は元々、本をプレゼントするのが好きで「気持ち、心がすごい少女」だという先輩・浅香には絵本だと思ったそうだ。

 絵を担当する智亜規さんの本業は、ポスターやグッズのイラストを描くデザイナー。主人公のキャラクターは智亜規さんがいつも描いていた大きな瞳の女の子。智亜規さんは母親について「全部褒めてくれて、(自分のことを)一番に考えてくれる偉大なお母さん」と感謝の気持ちを述べる。夫で父親でもある吉本新喜劇・佐藤武志(65)は、母娘の関係について「親子というより友だち、お互いに認め合っている」良い関係だという。

 浅香が一番力を入れているのが、1人で何人もこなす「読み聞かせ」。忙しい親の役に立てるような、子どもが夢中になる読み聞かせを目指している。読み聞かせはスマホのアプリで録音。こだわっているのは「声色」で、いかに違う人物に見せるかに気を付けている。新作絵本は9月中旬の完成を目指し、今も制作中だ。

 ナビゲーターは黒田博樹氏(45)、VTRナレーションは手塚理美(59)、 川下大洋(62)。

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2020年9月4日のニュース