萩原健一さん 昨秋NHKドラマ「不惑のスクラム」でステージ4のがん患者熱演 ドラマ終盤で死す

[ 2019年3月28日 22:59 ]

18年7月30日、兵庫県宝塚市内で行われたNHKドラマ「不惑のスクラム」のロケ取材会に出席した萩原健一さん(右から2人目)
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 ドラマ「太陽にほえろ!」「傷だらけの天使」「前略おふくろ様」など数々の作品で知られる俳優で、グループサウンズ「ザ・テンプターズ」のボーカルも務めた萩原健一(はぎわら・けんいち、本名・敬三=けいぞう)さんが26日午前10時30分、GIST(消化管間質腫瘍)のため都内の病院で死去した。68歳。埼玉県出身。28日、所属事務所が発表した。「ショーケン」の愛称で親しまれ、一時代を築いた。

 萩原さんは昨年9月1日から10月13日まで放送されたNHKの土曜ドラマ「不惑のスクラム」(全7回)で俳優の高橋克典(54)が演じた主人公・丸川良平を支える「ウタさん」こと宇多津貞夫役を好演。

 同ドラマは、刑務所から出所した丸川(高橋)が、河川敷で偶然出会った仲間たちとの“不惑ラグビー”で人生を見つめ直し、別れた家族と再会するという物語。そのチーム「大坂淀川ヤンチャーズ」の創設者で「ステージ4のがんにかかっている」という宇多津貞夫役を演じたのが萩原さんで、ドラマ終盤に亡くなるストーリーだった。

 現時点で放送済みのものでは、萩原さんの出演ドラマはこれが最後の作品となっている。

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