古舘伊知郎 立大客員教授就任“青春のワンダーランド”母校に恩返し

[ 2019年3月28日 05:00 ]

立教大学経済学部客員教授に就任することになり、大学内のキャンパスでガッツポーズする古舘伊知郎
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(64)が4月に母校・立教大学経済学部の客員教授に就任することになり27日、東京・池袋キャンパス内で記者会見した。古舘は冗舌過ぎてトークイベントなどで予定時間をオーバーするのが常。大学では学生の次の授業への遅刻を避けるため時間延長が厳禁。「時間(100分)が来たら学生にホイッスルを吹いてもらいます」と笑った。

 立大の松尾哲矢副学長は「独自の視点で新しい地平を開いてほしい」と客員教授要請の理由を説明。古舘は「在学中の4年間、無気力で過ごすことを許してくれたのが立大だったので、恩返しをしなくちゃいけないと思った」と要請快諾の思いを明かした。

 授業科目名は「現代社会における言葉の持つ意味」で、古舘のアナウンサーとキャスターの経験を生かした内容。立大の全学部の2年生以上を対象とし、定員は約300人。4月16日から計14回、池袋キャンパスで授業を行う。

 会見で周囲の関係者から「古舘先生!」と呼ばれた古舘は「“古舘先生”と呼ばれる柄じゃない。“伊知郎ちゃん”と呼んでほしい。もしくは“古舘大先生”とか…」と照れ笑い。立大が自身を教壇に立たせることについて「テレビ朝日が元乃木坂46の斎藤ちはるさん(4月同局入社の新人アナ)をいきなり“羽鳥慎一モーニングショー”のアシスタントにするのに近い」とたとえて笑いを誘った。

 授業では一方的に話すのではなく、学生との質疑応答の時間を設ける方針。「学生に要求することは何もない。むしろ学生から教わりたいと思っている。彼らにどのような考えがあるのか、私にない感覚に触れたい」と神妙に語った。

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2019年3月28日のニュース