森昌子が“2度目”の引退 会見で思い語る「3度目はございません」

[ 2019年3月28日 14:11 ]

都内で引退会見を開いた森昌子
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 年内で芸能界を引退することを発表している歌手の森昌子(60)が28日、都内で引退会見を開いた。

 森は会見冒頭で「私も60歳になるんだって、初めてふと考えてしまうようになってしまいました。残された人生はどれぐらいあるのかなと真剣に考えるようになってしまった。そうしましたら、幼少期から今まで本当に自分の時間を使った時が少なくて、悲しいことに思い出も多くありません。ですから、芸能活動以外に時間をかけて、これからの人生を大いに楽しんでいけるよう、わがままとは分かっているんですが、引退を決断いたしました」と引退決断の理由を説明。「2度目の引退なので、本来このような会見は恥ずかしいのですが、3度目はございませんのでどうぞ宜しくお願いいたします」と報道陣を笑わせた。

 森は1972年に「せんせい」でデビュー。「哀しみ本線日本海」「越冬つばめ」などヒットを連発し、NHK紅白歌合戦のトリも2度務めた。86年に森進一(71)と結婚し、芸能活動を引退。05年に離婚すると、翌06年に歌手復帰。長男でロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカリストTaka(30)ら息子3人を育てた。

 25日に公式サイトに「昨年還暦を迎えるにあたり、人生の残された時間を具体的に考え始めた時にもう少し穏やかな時間の中で芸能活動以外のことに時間を使って人生を充実させたいと思うようになりました」と記し、引退を発表。26日には埼玉・飯能市市民会館でコンサートを開き、改めてファンに報告していた。

 現在は、昨年10月から今年12月にかけ全国100カ所以上をまわるツアー中。ツアー終了後引退日となる12月25日には東京都内でラストコンサートを予定している。

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