偉業達成の藤井七段は「ひとつ覚醒した」 師匠・杉本七段が感じた恐ろしいほどの強さ

[ 2019年2月18日 16:57 ]

将棋の藤井聡太七段
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 将棋の杉本昌隆七段(50)が18日、テレビ朝日の情報番組「ワイド!スクランブル」(月〜金曜前10・25)に生出演。16日に朝日杯将棋オープン戦を制し、最年少公式戦連覇を達成した弟子の藤井聡太七段(16)の戦いぶりについて「ひとつ覚醒した」と話した。

 今棋戦での藤井七段の勝因について「非常に辛抱強く、粘り強く指していた」と話した杉本七段。渡辺明棋王(34)との決勝では、解説陣も予想外の手を繰り出したことから「あの手が指せるのは、今の棋界で藤井七段しかいないかもしれない。何か新しい技というか、ひとつ覚醒したのかなと思いました」と感想。ただ、これまで連覇を成し遂げていたのは羽生善治九段(48)だけだったことから、弟子の偉業達成は予想していなかったといい、「もっと弟子を信頼しなくては」と反省の言葉も口にした。

 渡辺棋王は対局後に「藤井さん特有の終盤戦の力を見ることができずに早々とだめにしてしまった」とコメント。トッププロがもらしたこの言葉を受け、杉本七段は「今の渡辺さん、本当に手の付けられないほどの強さですけど、その渡辺さんをして、この言葉を言わせるという藤井七段の今の強さは恐ろしいですね」と話し、あらためて弟子の強さに感心していた。

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2019年2月18日のニュース