小林幸子涙「一生忘れることができない恩人」 しめやかに岸部清さん通夜

[ 2019年2月18日 19:28 ]

岸部清さん通夜で、生前の思い出を語る小林幸子(撮影・小海途 良幹)
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 11日に心不全のため88歳で死去した芸能事務所「第一プロダクション」(17年解散)の元社長、岸部清(きしべ・きよし)さんの通夜が18日、東京・青山葬儀所で営まれた。同社に所属した千昌夫(71)や小林幸子(65)など芸能関係者ら500人が参列した。

 千は「兄貴みたいな関係で、ずっとお世話になってきた」と偲んだ。68年に「星影のワルツ」がヒットする頃に所属。テレビでの露出が格段に増え、一気に全国区の歌手へと成長した。「サッパリした人で、くよくよしない。困った時に社長の所に行くと、モヤモヤしたものがスパっととれる。人に安心感を与える人でした」と振り返った。

 小林は79年に「おもいで酒」が大ヒット。「5年間ヒット曲にめぐりあえなくて、ずっと励まして応援してくれた。おもいで酒がヒットした時、“幸子、辛抱して良かったな”と一緒に泣いてくれた。一生忘れることができない恩人です」と目を潤ませた。

 五木ひろし、畑中葉子らも参列した。会場には、「ぴんからトリオ」の「女のみち」や、新沼謙治(62)の「嫁に来ないか」など岸部さんがヒットさせた曲が流された。戒名は「大光明清居士(だいこうめいせいこじ)」。大きく芸能界に貢献し、明るい人柄から付けられた。

 葬儀・告別式は19日午前11時半から同所で営まれる。千が弔辞を読む。

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