第一プロダクション元社長・岸部清さん死去 「女の道」大ヒット仕掛け人

[ 2019年2月14日 05:30 ]

11日に死去した「第一プロダクション」元社長の岸部清さん(左)。若き新沼謙治との思い出の1枚。
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 芸能事務所「第一プロダクション」(17年解散)元社長で、男性3人組「ぴんからトリオ」の「女のみち」を大ヒットさせたことで知られる岸部清(きしべ・きよし)さんが11日午前11時55分、心不全のため死去した。88歳。群馬県出身。近年は肺がんで闘病していた。

 ザ・ドリフターズの前身バンドで初代リーダーを務め、60年に第一プロを創設。千昌夫(71)や小林幸子(65)、新沼謙治(62)、森口博子(50)らを手掛けた。

 72年のヒット曲「女のみち」は、大阪のキャバレーで生歌を聴き、全国発売を決めた。325万枚を売り上げ、現在も歴代シングル記録で2位に君臨する。関係者は「フォークやGSなど歌謡曲が西洋化していた時代に、真逆のド演歌は衝撃的だった。インパクトは大きかった」と話した。

 太っ腹の親分肌で、マネジャーの意見も柔軟に取り入れた。タレントだけでなく多くのマネジャーも育てた。

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2019年2月14日のニュース