三原じゅん子議員 壮絶半生を告白「金八先生」撮影当時のいじめ、流産、がん闘病…

[ 2019年2月14日 23:16 ]

参議院議員の三原じゅん子氏
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 元女優で、参議員10年目を迎える三原じゅん子氏(54)=自民、当選2回=に13日放送のフジテレビ「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)が独占密着した。アイドル、実力派女優から政界へという「華麗な転身」のその陰で、いじめ、パニック障害、2度の離婚、流産、がん闘病…など壮絶すぎる半生を送ってきたことが初めて明かされた。

 三原議員は、8歳で児童劇団に入団し、15歳で最高視聴率39.9%を記録した伝説のテレビドラマ「3年B組金八先生」(1979年)に出演。役柄の「ツッパリ(非行生徒)」イメージで大ブレークし、歌手デビュー曲「セクシー・ナイト」もレコード売り上げ55万枚を記録、一躍トップアイドルの仲間入りをした。その後も、大河ドラマ「功名が辻」(2006年)に出演するなど、一流タレントしての地位を築いた。

 だが、2010年、そんな芸能界での栄光をかなぐり捨て、自民党の比例代表候補として参議院選挙に出馬、初当選。2016年に再選し、現在は党内で女性議員を束ねる女性局長を務める。「二足のわらじを履けるほど国会議員の仕事を甘くは考えていない」として、当選後、女優引退を表明している。

 MCの坂上忍は三原議員に「政界転身の真相」を聞き出すため東京・永田町の議員会館へ。そこで語られたのは衝撃の過去の数々だった…。

 【借金取り】物心ついた頃には頻繁に家へ借金取りが来ていた。「私と兄が押し入れに隠れると、そこには父も…。母だけが応対していた」

 【いじめ】出世作となった「金八先生」撮影当時、学校に登校すると、クラスメートから階段から蹴り落されるいじめにあった。また、早退しようとすると、「帰れ!」コールも。

 【パニック障害】10代後半でパニック障害と摂食障害を併発した。「顔以外にじんましんが…。自分では記憶がないが、食べて戻すの繰り返し」

 【二度の離婚、流産】最初の結婚はカーレーサーと。三原氏もプロのカーレーサーとして活躍していたが、34歳で離婚、レースも引退した。レース中の事故で妊娠2か月で流産したことも。2度目はタレントと結婚、おしどり夫婦としてバラエティー番組に出演したこともあったが、このときも流産を経験、43歳で離婚した。

 もっとも辛かった経験が子宮頸(けい)がんの闘病生活だったが、坂上に対して、「周りを見渡したら自分より大変な方がたくさんいて、苦しんでいる方々のために国は何をしているんだろうと思い、政治家を目指した」と打ち明けた。

 出馬、当選に至るまでには苦労の連続だったという。芸能人としての知名度はあっても党からの公認はなかなかもらえない。最初は「(ツッパリの)イメージが悪いし…」と相手にもしてくれない。やっと公認を獲得、選挙戦に突入したあとも「スタッフ全員素人ばかり」だった。

 そうした苦難を乗り越え、いまや議員生活10年、「女性局長」要職につき、朝から深夜まで部会、委員会、懇親会に出席する多忙ぶり。

 番組では、三原議員のプライベートにも密着。三原議員は2016年に3度目の結婚をしている。夫の中根雄也氏(30)は24歳年下。坂上が議員会館の三原議員の部屋を訪ねると、そこには中根氏の姿もあった。「えー、噂の…」と驚く坂上。じつは、中根氏は三原議員の秘書を務めているのだ。坂上が「夫婦喧嘩はしない?」と聞くと、「しないです。私、すっごい母性本能が強いんです」と、笑顔で答える三原議員。壮絶半生を告白したときとはうって変わった表情が印象的だった。

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2019年2月14日のニュース