清水富美加 水着は「おかず」心配の声に「洗脳上等だよ」

[ 2017年2月18日 05:30 ]

出家・引退騒動の渦中にある清水富美加
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 宗教法人「幸福の科学」に出家し芸能界引退を表明した女優清水富美加(22)のインタビュー本「全部、言っちゃうね。」が17日、発売された。直筆と思われる前書きでは、仕事が残っている中で出家したことを謝罪。一方で、なぜこの時期なのかについては「直感」と説明。「洗脳されてるのではなく、されるのを選んだ」とし、「洗脳上等だよ」と過激な言葉が並んだ。

 主演映画の公開を控え、ヒロインを演じる映画撮影が続く中での出家騒動。共演者やスタッフばかりでなく、世間も抱いている「なぜいま?」という疑問について、清水は「出家を選んだのは直感」と説明した。

 直筆と思われる前書きでは関係者に謝罪。その一方で、教団から弱みにつけ込まれていると心配する声に対して「“洗脳だ”とか“やめろ”とか言ってくる人には、洗脳上等だよって感じ」と挑発するような表現。「洗脳されてるんじゃなくて、されるのを選んでるんだ、っていう気持ち」と続けた。好きなアイドルのライブに行ったり、その人の言葉に心酔している状態を、「洗脳されるのを選んでる、っていうのと変わらないと思う」とし、好きな芸能人の応援と新興宗教は同じとの見解を示した。

 本の表紙には「死にたかった7年、死ななかった7年。」という一文。「死にたいと言い始めたのは、水着のお仕事をするようになった15歳の頃」と、水着でのDVD撮影が嫌だったことを強調。「水着の仕事って言ったって、おかずですよね。露出の多い水着を着て、ベッドに転がされたり」としており、自慰行為の対象となることへの嫌悪感を示した。ファンと交流の場であるはずのDVD発売イベントについても「握手会で、手がぬるぬるしてるおじさんとかに、すっごい気持ち悪い握手のされ方をする」「この見知らぬおじさんが私の写真やDVDを観(み)て家で何してるんだろう」と衝撃的な文章が続いた。

 「月5万円だった」という給与にも言及。2011年から12年にかけての「仮面ライダー(フォーゼ)」の撮影で酷使されたとし、「実家だから家賃も食費も支給されませんでした」と訴えた。ただその後、8万→12万→25万と上がっていったとし、昨年は「年収1千万円は確かにいただいていました」と明かした。

 マネジャーが悩みを聞いてくれていたというが、待遇が改善しなかったとし、「本当に社長のことを殺したいって思ったりします、なんて言ってました」と、所属事務所レプロエンタテインメントの社長を批判。「全部、言っちゃうね。」のタイトル通り、16歳の誕生日にガムテープを口と鼻に貼って自殺未遂をしたことを告白。「悩みの種だった好きな人も忘れた」と恋心を抱いていた人がいたことも明かした。

 教団によると、清水は現在、静養中。本は出版元の幸福の科学出版の編集者がインタビューしたもの。広報担当者は本紙の取材に「今月11日から数回に分け、医師立ち会いの下、体調のいいときに行った。本を出すのは本人の希望」と話した。本には清水が何度も相談を持ちかける教団のAさんが出てくるが、「知り合いの信者」という。

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2017年2月18日のニュース