ジャンポケ太田「東京五輪目指す!」レスリングマスターズ日本代表選出

[ 2017年2月18日 06:00 ]

レスリングマスターズの日本代表に選出された「ジャングルポケット」の太田博久(中央)。(後列は左から宮川大輔、今田耕司、宮迫博之、蛍原徹)
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 お笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久(33)が国内マスターズレスリングの大会で入賞し、今年行われる国際大会に日本代表として出場することが決定した。16日に都内で会見を開いた太田は、周囲のサポートに感謝しつつ「チャンスをいただいたので世界チャンピオンになりたい」と気勢を上げた。

 TBS系「炎の体育会TV」の企画で、約4カ月前に競技を開始。高校時代に柔道で県大会優勝するなど、落ち前の格闘技センスをレスリングにも生かし技術を習得していった。1月22日に開催された「全日本マスターズ選手権」に出場。社会人からレスリングを始めた選手が対象のフレッシュマンの部58キロ級で入賞を果たし、代表の座を射止めた。

 仕事との両立。お笑いタレントとして活動するかたわら、試合前の14日間は1日も休まず練習した。「最高の環境、最高の指導者のもと、深夜2時まで練習した時もあった。その時間までみなさん、道場を開けて付き合ってくださった」と周囲のサポートに感謝。そして何より支えになったのは、妻でモデルの近藤千尋(27)の存在だったことも明かした。減量に苦戦する中、食事面を工夫し、身重でありながら献身的に寄り添ってくれたといい、太田は「お腹の子供も大きくなって大変な状況だったのに、文句も言わずに『とにかく頑張って』と送り出してくれた。毎日感謝だった」と愛妻への思いを口にした。

 会見に同席した1984年ロサンゼルス五輪男子レスリンググレコローマンスタイル52キロ級金メダリストの宮原厚次氏(58)は、太田が競技を始めてすぐに、タックルに入ったことに驚いたといい「17、18歳で(柔道から)レスリングに転向していれば、五輪でメダルを獲れたかもしれません」と、そのセンスをべた褒め。また、相方の斉藤慎二(34)からは「お笑いは俺に任せろ。レスリングに集中しろ」と背中を押してもらうなど、さらなる飛躍への期待は膨らむばかりだ。

 3年後の東京五輪。「東京オリンピックに出るくらいの気持ちで世界大会で頑張る」と言うにとどめたが、同番組司会の今田耕司(50)から乗せられ「東京オリンピックを目指します!」と目標を上方修正する場面も。今田をはじめ、「雨上がり決死隊」の宮迫博之(46)、蛍原徹(49)、応援団長の宮川大輔(44)も「ヒーローの誕生。世界でミラクルを起こしてくれるのは間違いない」とエール。声援を受けた太田の二刀流の活躍から目が離せない。

 太田の日本代表選出については18日放送のTBS「炎の体育会TV」(土曜後7・00)で紹介される。

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